デザイン・シンキング研究センター

エスカレーター研究について

ビジュアルデザインを用いた行動変容アプローチ

エスカレーター問題の所在

近年、駅ホームの混雑による安全性の問題や電車の遅延といった社会問題が生じています。その原因の一つがエスカレーターの片側空けによる改札付近の渋滞であり、解決しなければならない社会課題の一つです。
片側を空けることがエスカレーターを駆け上がる歩行者を誘発し、事故につながっています。
人が長年習慣化し、既に常識だと思われている行動を変容させるのは容易ではありません。

エスカレーターの行動変容に関する研究目的

長年片側を空け、歩行するのが常識とされてきたエスカレーターの問題を解決するために「思わず立ち止まる」ように利用者の行動を変容させることを目的に、ヴィジュアルデザインを用いたアプローチを行い、その効果を検証、分析することが目的です。