70科目もの豊富な授業と体系的なカリキュラムが実践力を育みます
修了の要件
次の要件を満たすことにより、福祉医療マネジメント修士(専門職)の学位が授与されます。
①原則として2年間の在籍
②所定の40単位以上の修得
③課題プロジェクト研究の提出・審査の合格
カリキュラムマップ
70科目もの豊富な授業から20科目(40単位)以上を選択して履修します。 (◯数字は科目の数)
授業科目一覧・シラバス
全ての授業の詳細は、以下の授業科目一覧とシラバスでご確認できます。
必修科目について
本研究科の特徴は、1年次の「ビジネスプラン」と 2 年次の「課題プロジェクト研究」を必修とするカリキュラムにあります。
これらの科目は、本研究科を特徴づける科目であり、福祉医療分野で働く人々が、経営学という共通言語に基づいてディスカッションを行い、実践的な学びで多職種連携を実現するためのコアとなる科目です。
1年次の夏期(秋入学の学生は春期)に集中学修をする必修科目です。
クラスを5人ずつのグループに分け、チーム内で知識と経験を共有しあい、福祉医療分野におけるビジネスモデルを立案します。
実際の福祉医療組織を題材として、社会が求める事業とはなにか?を探求します。
自分とは異なる職種の学生同士が一堂に会することで、普段なかなか経験できない学びの場となり、地域連携が必須な福祉医療分野の方々の多職種連携につなげることができます。
また、グループ毎に組織をつくることで、意思決定や権限と責任、リーダーシップとフォロワーシップ、プレゼンテーションの方法などを学修します。
福祉医療を巡る環境を調査する方法や分析する手法も学習するため、この「ビジネスプラン」を履修することで各自が不足している知識を発見し、今後履修すべき科目を判断できるようになります。
本研究科の修了要件には、「修士論文」はありません。最終的な修了判定は、2年次に履修する必修科目「課題プロジェクト研究」で評価されます。
「課題プロジェクト研究」は2~3名のグループに分かれ、履修者相互の意見交換を通して、各職場の課題を発見し解決に向けた実践的プランを立案、プレゼンテーションにて発表します。
本研究科の2年間にわたる様々な学びをすべて活用する集大成の場です。授業は次のような形で進みます。
①各自が抱えている職場の問題を確認する
②その問題解決が職場にとって、あるいは社会にとって価値あるものであることを教員と学生が一緒になって検討する
③解決に価値を見出せば、その解決策のプラン(仮説)を考察し、条件設定と説得力のある仮説検証方法を考える
テーマとしては、
・職場における人間関係
・組織の指揮命令系統の問題
・組織の目的と職員の目的の乖離
・職員募集の問題
・施設の資金調達方法
など、各自が問題意識として持っている様々な課題を想定しています。
最終成果は、研究科の教員と学生が参加する最終審査会で発表され、評価を受けます。