コンテンツ多言語知財化
センター

センター長ご挨拶


コンテンツ多言語知財化センター長 喜多見 康よりご挨拶

文京学院大学コンテンツ多言語知財化センターは、学内の教職員や学生が制作するさまざまなコンテンツのデジタル処理、音声処理等加工作業のサポート、それらの多言語化編集の技術支援、著作権処理による知財化を目的として2005年より活動を開始しました。

最初の数年間は、主に学内用の映像制作やビデオ教材の制作、ゼミ活動の映像制作支援などで実績を積んで参りました。その結果、当初想定していた学内コンテンツ制作サポートの範囲を大きく超えて、本センターが取り扱う制作業務は、企業紹介・イベント用の映像制作、Webサイトの企画から制作、また著名なアーティストの楽曲に合わせ、学生がオリジナルアニメーション作品を制作提供するまでに発展しました。こうした成果が得られた理由のひとつは、本センターの職員や教員が、プロのクリエーターやデザイナー、アーティスト、プロデューサーであり、教育指導の枠を越えた制作監督を行う事が可能だからです。もうひとつは学生の制作能力、加えて学生ならではの発想力、企画力が、世間から高く評価されたことによります。センター教職員による専門的な制作指導と学生の新鮮なアイディア、この二つを合わせ持つことで、世のクリエイティブニーズに十分応え得ることが実証されました。
2011年度以降は、経営学研究科コンテンツ・マネジメントコース大学院生らも制作スタッフに加わることで、その企画制作能力を一層専門化し、コンテンツ多言語知財化センターに、本格的な制作スタジオとしての機能を付加して参ります。また2009年には、外務省と日・ASEAN事務局の協力を得て、本センター内に「ASIAGRAPH CGアートギャラリー事務局」「アジアCG・アニメーション教育者連絡会議事務局」を設置しました。今後急速に国際化するコンテンツ産業界に、教育機関として十分な貢献が出来る様、アジア地域のCGアート及び、コンテンツ教育の情報を集約し、機能的なネットワークを構築しております。これらの活動を元に、コンテンツを「創る」ことと「ビジネス化する」ことの両面から学び、グローバルに役立つ人材をコンテンツ産業界に輩出するという、本学の目標の一つを果たすべく、本センターとして一層の努力をして参ります。

コンテンツ多言語知財化センター長
喜多見 康