外国語学部

2020年11月15日 インナー大会で、チーム「渡部ゼミ」が優秀賞受賞 

2020.11.15

 2020年11月15日にオンラインで開催された「第60回日本学生経済ゼミナール関東部会」(主催:日本学生経済ゼミナール関東部会 以下:インナー大会)の「プレゼンテーション部門」に、外国語学部の渡部吉昭教授のゼミナールに所属する3年生4名からなる、チーム「渡部ゼミ」が出場し、優秀賞を受賞しました。

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 今回出場した「プレゼンテーション部門」には、各大学から135チームがエントリーし、全参加チームを12ブロックに分けて、10月に行われた予選会を勝ち抜いた8大学12チームが11月15日の本選に臨みました。本選は、論理的思考力やプレゼン力など5つの項目に基づいた審査が行われました。

 チーム「渡部ゼミ」が発表した「外国にルーツのある子供たちを支えるボランティア活動『きずなプロジェクト』について」は、身近にありながら無自覚に過ぎてしまうかもしれない問題に着眼した点が高く評価されました。


◆受賞した チーム「渡部ゼミ」の研究テーマ

「外国にルーツのある子供たちの問題解決に向けて〜大学生ができる持続可能な取り組み〜」について 

 チーム「渡部ゼミ」では、国籍にかかわらず、父母の両方、またはそのどちらかが外国出身者である”外国にルーツのある子供”に焦点を当て、活動しました。

国にルーツのある子供は、言語の違いからコミュニケーションがうまく取れない、文化の違いに悩みを抱えることから、疎外感や孤独感から不登校・中退につながるという社会課題があります。学生達は、学習支援や交流する機会を提供している「地域ボランティア」に着目し、子供たちをサポートできる環境づくりについて研究しました。

しかし、地域ボランティアは、サポートメンバーの人員不足や高齢化により、活動の場が失われるという問題を抱えています。そこで、学生は、地域ボランティアを継続し次世代につなぐ為には、”持続可能な活動”が必要と考え、大学生による地域ボランティア活動である「きずなプロジェクト」を立ち上げました。「きずなプロジェクト」による学習交流イベントをこれまで2回実施しており、大学生と子供たちがより多くのコミュニケーションを取れるようにする”アイスブレイク”や、日本の文化を知ってもらう”〇×クイズ”、楽しく言葉の学習ができる”ビッグかるた”、子供たちの国の文化を発信できる”ビンゴゲーム”等を行い、子供たちと文化交流を深めました。
また、「きずなプロジェクト」を継続して実施していくため、新たに、学生ボランティア団体「Lien’s」を結成しました。大学生を対象とする「Lien’s」の活動紹介、活動参加への呼びかけや、外国にルーツのある子供たちの保護者への情報発信の多言語化などを実施し、地域ボランティアが抱える問題や外国にルーツのある子供が抱える問題をSNSから発信することで、大学生ができる持続可能な取り組みを広め、社会課題の解決に努めていく予定です。

日本学生経済ゼミナール関東部会大会について                            

「日本学生経済ゼミナール関東部会大会」は、通称「インナー大会」と呼ばれる関東地区の経済・経営・商業系を専攻する学生を対象にした学術大会です。他大学と交流を深めることを目的として1960年に設立され、「討論部門」と「プレゼンテーション部門」(以下「プレゼン部門」と呼称)の2部門で構成されています。現在は、1,000人超の学生が参加する、関東最大規模の学術発表会として活動を続けており、本年度は、Web 会議ツール「Zoom」を利用したオンライン開催で実施されました。