外国語学部

国際ビジネスコミュニケーション専攻と国際教養コミュニケーション専攻の2専攻制。

グローバル社会で自立と共生を実現できる人間を育成します。

外国語学部

本学では、英語をツールとして使いこなす力で、希望進路を切り開く新カリキュラムを導入しています。
世界はインターネットで調べればわかるような、そんな簡単なものじゃありません。
信じがたいほど多様で、すぐにはつかめない異文化に満ちています。積極的に世界へ飛び出し、そこに生きる人たちとコミュニケーションを図り、通じ合えることを見つけることで、大きな感動が待っています。
また、当たり前だった日本の素晴らしさにも気づくはずです。自分という確かなアイデンティティを胸に、地球市民としてグローバル社会を一緒に切り開いて行く人を目指します。

外国語学部長メッセージ

KAORI FAIRBANKS フェアバンクス香織

外国語学部 学部長 教授

外国語学部英語コミュニケーション学科では、“語学力×専門性”を軸に、国際ビジネス・国際文化・国際協力・英語教育の4つのコースを展開しています。いずれのコースにおいても、「グローバル体験」を通じて「使える英語/言語力」と「課題発見・解決能力」の育成を到達目標に掲げています。英語力を伸ばしたい!もっと自分を成長させたい!将来は〇〇として活躍したい!――そんなみなさんの夢を叶えるべく、本学部では多彩なプログラムをご用意しています。

★ 使える英語/言語力

外国語学部では超少人数クラスで英語の授業を行なっています。1年次の「Speaking8」と2年次の「Discussion8」では一人の先生に対して受講生は8名!さまざまな会話タイプを習得した後、自分の意見を英語で発信できる力を涵養します。3年次以降に受講する「ESPEnglish for Seminar Purposes)」では、所属ゼミで学んでいる“専門分野の英語”を“英語で”学びます。さらにTOEICTOEFLのスコア向上を目指す学生のための授業も取りそろえています。

★ グローバル体験

文京学院大学には学内外および国内外でグローバル体験を味わうことができます。まず学内では「チャットラウンジ」。世界各国から集まったチャットパートナーと英語・中国語・韓国語・スペイン語・フランス語でおしゃべりを楽しむ学生の姿が、日々S館3階のグローバルフロアにあふれています。学外では両国にあるLakeland University Japan (LUJ) でのEAPプログラム。長期休暇中に実施される3週間の「英語留学」やプレゼンテーションコンテストの共同開催を通じて、アメリカの大学との交流を東京で満喫することが可能です。もちろん、地域や期間の異なる多彩な海外留学プログラムも充実しています。語学中心の留学に加え、現地で専門分野を学ぶ「フィールドワーク」も複数の国で実施しています。英語特待生(GASP生)は、本学から渡航費や滞在費の支援を受けてアメリカ(9ヶ月)と中国or韓国(1ヶ月)に留学しています。

★ 課題発見・解決能力

外国語学部では課題を見出し、その「解」を導き出すために先行研究やリサーチを重ね、たどり着いた「解」を自らの言葉で説明・発表する能力の育成に力を入れています。1年次の「初年次セミナー」では学びの基礎と仲間づくりを行い、2年次の「基礎ゼミ」では自分の興味・関心が向いている分野を探求します。そして3年次から始まる「ゼミナール」「卒業研究」では、専門分野の学びを通じてリサーチ・クエスチョンを設定し、ゼミ仲間と切磋琢磨しながら卒業論文を完成させていきます。これらの科目はすべて少人数クラス。4年間を通して、これらの科目と連動する英語の授業(「English for School Purposes」、「English for pre-Seminar Purposes」、「English for Seminar Purposes」)も用意されています。日本語と英語の両輪で課題発見・解決能力を強化していくそれが本学部の大きな特徴です。

外国語学部には学生・教員・職員の距離が近く、アットホームな雰囲気があります。毎学期、担任教員による全員面談が行われるのもその一例です。失敗を重ねながらも確実に成長していく学生の姿は、私たち教職員にとってキラキラ輝く学部の「星」です。その一つひとつの「星」がさらに輝きを増すよう、教職員一同、日々全力で指導・支援しています。みなさんもぜひ、この外国語学部コミュニティの一員として共に学び、力強く輝いてみませんか。本郷キャンパスでお会いできることを、心から楽しみにしています。

外国語学部

アドミッション・ポリシー

外国語学部では、ディプロマ・ポリシー、並びにカリキュラム・ポリシーで定めた教育を受けるために、以下に掲げる基礎的な知識・学力、並びに本学部の教育特色に則した意欲と目的意識を備えた人材を求めています。

  1. 高等学校、並びに高等学校に準ずる機関における教育課程を幅広く習得している。
  2. 大学での学業を進めるうえで必要な日本語運用力を身につけているとともに、英語や第二外国語によるコミュニケーション能力を高めようとする強い意欲がある。
  3. 多様化する国際社会において価値観の異なる他者に対して誠意ある態度でコミュニケーションをとろうとする意欲がある。
  4. 複雑で多様な社会の事象に関心を持ち、課題を発見し解決を図ろうとする意欲がある。
  5. 地球市民として社会に貢献することに興味を持ち、専門的な知識・能力を身につけようとする意欲がある。

外国語学部

ディプロマ・ポリシー

(学位授与の方針)

外国語学部は、大学のディプロマ・ポリシーを踏まえたうえで、以下の4つの分野のコミュニケーション力を身につけた者に「学士(コミュニケーション)」の学位を授与します。

①言語ーさまざまな言語を理解し実践するためのコミュニケーション力
 (1) 国際的な英語力 
 (2) 専門的な日本語力
 (3) 基礎的な第二外国語力 

② 文化理解ー言語の背後に潜むさまざまな文化を理解し実践するためのコミュニケーション力
 (1) 複言語・複文化主義
 (2) 他者理解・共感力
 (3) 主体的発信力

③ 課題発見解決ー複雑で多様な社会で課題を発見し解決するためのコミュニケーション力
 (1) 課題発見力
 (2) 課題分析力
 (3) 課題解決力

④社会連携ー地球市民として社会と協働するためのコミュニケーション力
 (1) 地球市民としての教養 
 (2) 協働のための専門知識 
 (3) 社会連携のための実践 

外国語学部

カリキュラム・ポリシー

外国語学部は、ディプロマ・ポリシーに掲げた4つの分野の力を獲得させるために、以下のカリキュラム・ポリシーに基づいて教育課程や科目を編成しています。

①言語
 さまざまな言語を理解し実践するためのコミュニケーション力の育成を図ります。

(1)国際的な英語運用能力
 超少人数型英語授業やESPゼミなどの「英語コミュニケーション科目」を通じて、多様な場面での英語運用能力を修得させるとともに、国内外インターンシップやフィールドワークで英語を使いながら学べる実践型プログラムを提供します。
(2)専門的な日本語運用能力
 日本語関連科目を「基礎総合力科目群」や「教養科目群」で配置し、大学生としての日本語運用能力を習得させます。また、初年次でのレポート作成から4年次の卒業論文執筆までを通じて専門的な日本語運用能力を修得させます。
(3)基礎的な第二外国語運用能力
 フランス語、スペイン語、中国語、韓国語の「第二外国語科目」を選択必須科目として履修させ、全学部生に基礎的な第二外国語運用能力を身に付けさせます。また、第二外国語圏のフィールドワーク科目も提供します。

 

②文化理解
 言語の背後に潜むさまざまな文化を理解し実践するためのコミュニケーション力の育成を図ります。

(1)複言語・複文化主義
 言語科目だけでなく、言語の背後に潜むさまざまな文化を理解する科目を「教養科目群」や「専門科目」で配置し、複言語・複文化主義的視点を養います。各フィールドワーク科目を通じて複言語・複文化主義的視点の行動実践も行います。
(2) 他者理解・共感力
 超少人数型英語授業やESPゼミ、4年制のゼミナール教育(初年次セミナー、基礎ゼミ、ゼミナール、卒業研究)を通じて、全学生にグループ活動の場を設けて、他者理解・共感力を育成します。
(3)主体的発信力
 4年制のゼミナール教育で、全学生に年度ごとに自身の興味関心や研究を調査・分析・考察・発表する機会を提供し、主体的発信力を身に付けさせます。

 

③課題発見解決
 複雑で多様な社会で課題を発見し解決するためのコミュニケーション力の育成を図ります。

(1)課題発見力
 専門科目で課題の背景に対する理解を深め、情報処理に関する科目及びゼミナール教育(初年次セミナー、基礎ゼミ、ゼミナール、卒業研究)を通じて多角的に検討する力を育成します。
(2)課題分析力
 課題を考察する力、原因や理由を追究する力を高めるため、データサイエンスに関する科目、専門科目、ゼミ科目を配置します。
(3)課題解決力
 課題の背景や原因などを考察し、建設的に考える力を向上させるため、多様なゼミ科目を配置します。

 

④社会連携
 地球市民として社会と協働するためのコミュニケーション力の育成を図ります。
(1)地球市民としての教養
 地球市民として社会に貢献する人材に必要な、幅広い教養と多面的な視点や知識を、多様な「教養科目」を通じて修得させます。
(2)協働のための専門知識
 グローバル社会の中で協働出来る人材になるため、専門知識や「キャリア科目群」の修得を通じて、地球市民にふさわしい姿勢・態度や思考力・判断力・実践力を育成します。
(3)社会連携のための実践
 国内外でのフィールドワークやインターンシップを通じて、複雑で多様な社会との連携を実践し、主体的にコミュニケーションを取る図る力を身に付けさせます。