経営学部生が「香り×記憶」をテーマにビジネス提案 藤田観光ビジネスアイデアコンテスト2025本選に進出
文京学院大学経営学部の平田ゼミ(指導教授:平田博紀)に所属する3年生の及川紋実さん、中島由惟さんが、「藤田観光ビジネスアイデアコンテスト2025」に参加し、本選進出10チームの1組として選出されました。


2人は「香りが記憶を呼び起こす ― プルースト効果を活用した商品開発による長期的関係構築 ―」をテーマに、ホテル椿山荘東京を舞台とした新たな顧客体験型ビジネスモデルを提案しました。
本企画では、香りが記憶を呼び起こす心理現象「プルースト効果」に着目。新郎新婦が選んだ“二人の香り”を結婚式当日の演出として用い、その香りをもとにしたヘアミストやバスソルトなどのフレグランス商品「Eternal Key Fragrance」を開発することで、挙式後も香りを通じて当日の感動を思い出せる仕組みを提案しました。さらに、オンライン販売や記念日宿泊時のアメニティとして展開することで、ホテルと顧客の関係を長期的に深めていくビジネスモデルを構想しました。

本企画は、2025年7月からゼミでの研究活動の一環として取り組んできたものです。藤田観光および競合企業の有価証券報告書などを用いた財務・非財務情報の分析に加え、ホテル椿山荘東京などでのフィールドワークも実施。「空間の香りの管理」と顧客体験の関係性を検討しながら、ホテル椿山荘東京のブランド価値を高める仕組みを探究しました。
また、関連する研究論文や統計データを基に、拡大するヘアケア市場や入浴剤市場の動向を分析し、市場規模の推計や収支計画を作成。将来的にはサブスクリプション展開や婚礼以外の利用シーンへの応用なども見据え、中長期的な販売予測を立てるなど、実効性と収益性の両立を目指した提案となりました。
惜しくも受賞には至りませんでしたが、実在する企業や施設を対象に、データ分析や現地調査を踏まえてビジネスモデルを構築する貴重な経験となりました。
ホテル椿山荘東京などを運営する藤田観光が主催する「藤田観光ビジネスアイデアコンテスト」は、学生が新たなビジネスアイデアを提案するコンテストで、産学連携による新規事業創出を目的に2023年から開催されています。これまで延べ400名以上の学生が参加しており、書類審査を通過したチームが本選で企業関係者の前でプレゼンテーションを行います。

文京学院大学経営学部では、今後も実社会と結びついた学びを通じて、学生の実践的なビジネス創造力を育んでいきます。