実践から学び、社会で活躍する力を
学科紹介
インターネットの登場以来、マーケティングは変化し続けており、新しいデジタル・マーケティングが重要となっています。経営学部では、従来のマーケティングマネジメントに留まらず、これまでもコンテンツを構想し、デザインも同時に理解できる新しいマーケターの育成を目指し、カリキュラムを設置してきました。
今後デジタルネイティブともいえる学生たちを、デジタル経済の担い手として育成・成長させるためには、現在の情報、IT,マーケティング、コンテンツといった縦割りの教育だけではなく、履修をより組み合わせた横断的で系統的、かつより専門性の高いものにしなければなりません。このような新しいマーケティング概念、デザイン思考、サービスドミナントロジックといった最新のアプローチやそれにデジタルを組み合わせたマーケティング手法が社会で求められており、より高度化するニーズを満たすために専攻から学科に発展させます。
マーケティング・デザイン学科では、本学が持っているデザインという独自の強みをより強化し、「マーケティング」、「コンテンツ・デザイン」、「デジタル」の3つのエリアを融合させ、新しいビジネスモデルや革新的なサービスを創出できるような新しいデジタル経済の担い手となる人材を育成します。

- 主な進路
【広告 / メディア / 出版 / ゲーム / IT / メーカー】 -
- マーケター
企業や非営利組織の企画、営業、コンサルタント部門でのマーケティング戦略の策定や広告、PRなどのコミュニケーションの担当
- 商品企画・マーチャンダイザー
メーカーや小売業、サービス業で商品やサービスの開発およびマネジメントを担当
- データアナリスト
マーケティング部門、営業部門、人事部門等でデータ分析の結果に基づき意思決定する
- プロジェクトマネジャー
システム開発の現場で、開発プロジェクトや開発チームを統括する
- コンテンツプロデューサー・ディレクター
コンテンツ商品(映像・ライブエンターテイメント・ネットコンテンツ等)のプロデューサー・ディレクター、マーケター、映像・アニメーション制作会社の制作進行・プロダクションマネージャー
- マーケター
マーケティングから生まれた企画をデザインがカタチにしたコラボ
〈プランニング〉卒業ケータイに注目!!
貴重な金属が使われている使用済みケータイ。「なぜリサイクルされないのか?」をリサーチ。
回収率を上げるため、金属採掘目的の森林伐採でゴリラが絶滅の危機に瀕している事実をアピールすることを発案。
ポスターを学内に掲示したところ、回収されたケータイは何と246台。
この研究は第48回日本学生経済ゼミナール関東部会プレゼン部門で「日経ビジネス特別賞」に輝きました。


企業からも注目。オーダーに応えてマーケティングとデザインがコラボ
〈キャラクターマーチャンダイズ〉ケーキカップ『ふきだし君』
製陶メーカーからの依頼に学生が挑戦。多くのプランの中から『ふきだし君』のキャラクターが選ばれました。しかし、スケッチをもとに陶器のカップを作るには、大きさや使い勝手、手触りの検証など課題が山積み。
マーケティングの力とデザインがコラボレーションして、試行錯誤の末にようやく完成。お菓子屋さんで使われました。

デザインから生まれた作品をマーケティングが商品化したコラボ
〈コンテンツ展開〉ケータイ待ち受けコンテンツ(棒人間@BGU)
アニメーション制作実習で作った作品「棒人間」が学内での選考会で高評価。
翌年、東京国際アニメフェアでプレゼン上映したところ、商品化のオファーがあり実現!

クリエーターとしてのデビューをサポートするためにコラボ
〈アニメ制作〉スケッチブック 〜華屋八兵衛ノ巻
男女3人のチームで挑戦した3DCGアニメ作品。
国内の主要CG・アニメーションコンペで4連続受賞の快挙。東京国際アニメフェアでのプレゼンも成功し、広告代理店や制作会社から制作依頼のオファーが多数ありました。

主な学生作品受賞・採用(商品化)実績
- キャンペーンのプランニング・展開
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学生による新しい携帯電話回収方法の提案プロジェクト
「卒業ケータイに注目!!~ゴリラは愛着を越えられるか…本当に今も開いてますか~」- 2008年度 第48回日本学生経済ゼミナール 関東部会プレゼン部門(日経ビジネス審査協力)特別賞(第3位)
- ケータイ待ち受けコンテンツの制作
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学生による新しい携帯電話回収方法の提案プロジェクト
「棒人間@BGU」- KISEKAE MALL AWARD 2008(MEDIASEEK主催)総合部門グランプリ
- テレビ番組タイトル制作
- テレビ神奈川「NEWS930」
- キャラクターマーチャンダイズ(企画制作・製品化)
- ケーキカッププロジェクト「ふきだし君」
- アニメーション制作
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「スケッチブック~華屋八兵衛ノ巻」
- 第12回文化庁メディア芸術祭
短編アニメーション部門 審査委員会推薦作品 - ASIAGRAPH ASEAN+3 CGアートギャラリー
学生アニメーション作品公募部門優秀作品 - 2008アジアデジタルアート大賞展
カテゴリーA動画部門入賞 - 東京国際アニメフェア2009
第8回アニメアワード企業(東京ビッグサイト)賞
「紅ただ深く」
- (株)タカラトミー第1回きゃらニメ工房アニメーション部門 奨励賞
「怪夜行」「CubicJelly」
- ASIAGRAPH2008学生アニメーション作品 公募部門入選
- 第12回文化庁メディア芸術祭
- 車両ディスプレイ用映像企画・制作
- 埼玉高速鉄道線
車両内ディスプレイ「SaiNetVision」映像作品 - Webサイト用アニメーション制作
- オリジナルキャラクターを扱うアパレル企業の公式Webサイト
- ポストカード制作
- 海外向けキャラクターライセンス販売会社との提携・ポストカード制作
ゼミ紹介
経営学部のゼミナールは2年次からスタート。専門的な学びを深めながら問題解決能力を養います。
ゼミナールの入室率(履修率)は毎年90%以上、経営学部の教育の中核をなすゼミナールは単に卒業に必要な単位を満たすためだけではなく、大学生活を有意義かつ充実したものにするためには欠くことのできないものと言えます。
研究内容にもよりますが、レポートやレジュメの作成、報告、討論などが中心的な活動となり、このような活動を通じて、参考文献の調べ方、論文の書き方、発表の仕方、ディベートのやり方などを学んでいきます。
単に受動的に知識を覚えることではなく、「読む・書く・話す」ことの基礎訓練を通じて、問題発見力・思考力・判断力・説得力などを養うことを主眼としています。