経営学部

経営学部3年生が株式会社シードにサーキュラーエコノミーについて楽しみながら学べる「すごろく」を提案し、採用されました

2022.12.07

 

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コンタクトレンズのシード×文京学院大学との連携活動

学生がサーキュラーエコノミーについて楽しみながら学べる「すごろく」を制作

 

今回、コンタクトレンズの製造販売を行う株式会社シード(以下シード社)と学生が連携し、SDGsの取り組みの一環として学生が主体となり、サーキュラーエコノミーについて楽しみながら学べる「すごろく」を制作いたしました。

この「すごろく」は、株式会社シードの環境施策の一つである「BLUE SEED PROJECT」(使い捨てコンタクトレンズの空ケース〔ブリスター〕を回収し、物流パレットとして半永久的に再製品化しつづける活動)をモチーフとしており、サーキュラーエコノミーについて楽しみながら学ぶことができます。

 

■「すごろく」制作背景

経営学部馬渡一浩教授3年生のゼミでは、プラスチック問題についての研究を行っており、その研究過程でゼミに所属する学生よりシード社の環境への取り組みである「BLUE SEED PROJECT(コンタクトレンズの空ケースを回収しリサイクルするプロジェクト)について問い合わせをしたことが連携のきっかけとなりました。

未だコンタクトレンズの空ケースのリサイクル率が低いことを知った学生が、身近にできるリサイクル活動として社会へ啓発を行うため、近年流行しているボードゲームの一つである「すごろく」を制作し、シード社からアドバイスや監修等の協力を頂きました。

この活動は、「BLUE SEED PROJECT」で実現しているサーキュラーエコノミーや環境問題について、学生に限らず多くの方に楽しみながら学んでいただける機会を増やすことを目的として進めてきました。

「すごろく」概要

ゲームを進めていきながらブリスターカードを増やしていき、最終的にブリスターカードをパレットカードに一番多くリサイクルできた人が勝つという内容です。

 

「学生考案すごろく」

  

 

すごろくダウンロード版はこちら(コマやカードもついています!)

 

■「すごろく」を制作した学生のコメント

「すごろく」制作に携わった学生からは、下記コメントがありました。

  • 内容をより現実の社会とリンクさせることで、リサイクル活動の認識や活動への意欲になるような「すごろく」を提案できたのではないかと思います。実際に「すごろく」を制作する過程において、自分自身もリサイクル活動に対する知識や意欲が向上したと感じています。
  • シード社のご担当者の方から話を聞くまではBLUE SEED PROJECTの知識はネット上で調べた情報のみで内容が薄かったです。しかし実際にお話を聞いてみることでコンタクトレンズが生産されている量に対して、ブリスターがリサイクルされている数が非常に少ないことを知りました。そしてリサイクル活動に参加をすれば、少しでも貢献できるのではないかと感じ、さらに協力していきたいという気持ちが増しました。私たちは今回の活動を通してコンタクトレンズ空ケースのリサイクルについての意識が変わりました。大学内での回収活動以外でもリサイクル活動に参加する意識ができました。実際に学内での回収期間が終わった現在も集めているので、その意識を活かして他の方にもリサイクルを習慣化してほしいと思っています。

 

■キャンパス内でブリスター回収ボックスを設置、インスタグラムで発信

すごろくを制作するに至るまでに、学生達は、本郷キャンパス内に学生オリジナルのブリスター回収箱を設置し、約1.5kgを回収しました。回収活動が楽しくなるように、回収量が増えるにつれて隠れていた絵が浮き出てくる仕組みとなっています。

また同世代である大学生にこの活動を知ってもらうため、インスタグラムを活用し、学生自身が積極的にプラスチック問題について学び、取り組んだことについて発信しています。

 

 

■学生のInstagram                                          ■ すごろくを制作した学生と馬渡教授(写真右)