2018年8月25日(土)開催「五街道ウォーク2018in中山道(7区)」を取材しました!【ふじみ野キャンパス:学生記者】
8月25日に行われた五街道ウォークの第7区に参加してきました。
五街道ウォークの様子は五街道ウォーク実行委員会ブログをチェックしてみてください。
ここでは実行委員の方々の様子をお伝えしたいと思います。
●24日
7区の参加者は前日の24日に滋賀県大津市で合流し、事前のミーティングを行い翌日の説明を受けました。
ミーティングが終了すると参加者は解散し各自ホテルへ移動しチェックイン。参加者が解散しても実行委員は残り、6区の担当者が到着してからミーティングを行っていました。6区であったトラブルなどを各担当者が報告し、反省点やなぜそうなったのかといった反省も行っていました。その後7区と交代し翌日のスケジュールや担当を確認していました。
▲7区のミーティングの様子
●25日
25日は参加者より早く朝食を済ませ、ロビーに集まって一日の動きを確認。ホテルから出てくる参加者を出迎え、荷物の積み込みやマイクロバスへの案内などを行っていました。
マイクロバスに乗り、ホテルから琵琶湖の湖岸へ移動したら、中京学院大学と岐阜聖徳学園大学の参加者と合流しオープニングセレモニーを行いました。歩行前には準備運動や記念撮影も行いました。今日の参加者が一番多く、京都の髙橋徳様で作成していただいた友禅染の横断幕が短くみえるほど大所帯です。また、今回大変お世話になった滋賀県の奥博さんが五街道ウォークのために手作りの横断幕も登場!なんとも嬉しいサプライズ、出発前には2枚の横断幕と共に恒例の記念撮影を行いいざ出発! 暑い中の歩行になるため、飲み物担当の学生はドリンクを用意し歩行開始時に参加者に配布しながら送り出していました。
▲(写真左)ロビーでの打合せの様子 、(写真右)参加者をバスへ案内する実行委員
なぎさ通りから大津港に向けて2グループに別れ歩行開始しました。驚いたのは、実行委員の役割分担がしっかりしていることでした。各グループの前後には実行委員の人が数名付きペースメーカーとして、ある委員は非常事態に備えAED(自動体外式除細動器)を持って歩き、記録担当の実行委員は両方のグループを行き来するため何度も走って移動し参加者の様子を撮影します。すべて前日の打ち合わせの時に役割分担として各自のミッションを行っている姿、実行委員のホスピタリティーの心を見て勉強になりました。
大津港に到着すると車両担当や飲み物担当の学生が先回りしており、到着した参加者に飲み物を配布していました。6区の振り返りを行った際、気温が高く飲み物の減りが早かったという意見があり、そのことを意識しこまめに給水を促しながら飲み物を配布していたようです。
▲(写真左)飲み物の配布、(写真右)前のグループを追って走る記録係
▲(写真左)飲み物の配布とゴミの回収、(写真右)次の動きを確認
給水とトイレ休憩を行ったらバスに乗って『井筒八ッ橋』さんの京都東インター店へ移動し『夕子』を作っている工場の見学。作る工程などを説明していただいた後は各自自由にお土産を購入していました。 7区区長は「3回も来ているからもう覚えたでしょ」とお店の方に声をかけられていました。
その後再びバスに乗り『南禅寺』へ向かいました。南禅寺では『三門』や『水路閣』を見学。実行委員の人たちは参加者の案内を行い、三門に登っている間も下で待機しながら下りてくる参加者に応対していました。
この後は昼食です。東本願寺の向かいにあるお宿『お花坊』さんで京料理のお弁当をいただきました。ここのお宿は本学の併設中学校で利用したことがあったご縁で大広間をお借りして昼食をとらせていただいたそうです。京料理は私たち学生にとっては高価な食べ物の印象があるのですが実行委員の皆さんが吟味してくださったことに大変嬉しく思いました。
▲(写真左)参加者を席に案内する実行委員、(写真右)昼食中も打ち合わせを行う実行委員
昼食を食べ少し休んだら八ッ橋作りを体験できる『八つ橋庵かけはし』さんへ。粉から生地を作り蒸して伸ばし餡を包みます。ノーマル、ニッキ、抹茶の3種類の味を作りました。このときも実行委員の学生は各テーブルを回りながら参加者に声をかけ、「きな粉(打ち粉)はあまり多くない方が良いですよ」などアドバイスをしてくれました。
体験が終わるとバスに乗り『平安神宮』へ移動、参加者が平安神宮へ着くと待機していた実行委員の方々が飲み物を配布。少しの間自由時間となり、参加者は平安神宮を見学や参拝、お守りを買ったりしていました。参加者が自由行動の間、ケーブルテレビJ:COMの取材があり、実行委員長がインタビューを受けていました。この模様は地元のみの放送とのことで、東京で見られないのが残念です。
▲(写真左)参加者へアドバイスをする実行委員、(写真右)J:COMのインタビューに応じる実行委員
自由行動終了し、いよいよゴールの『三条大橋』まで歩行です。歩行をしながら気づいたことですが、琵琶湖での歩行は湖畔の公園を歩いたのですが、今回の歩行は街中を歩いているため、交差点やバス停などで邪魔になってしまうことも。周囲の歩行者や車などへの配慮があると良いのかなと、後方で歩きながら感じました。
30分ほど歩き、西の原点である三条大橋が見えてきました。鴨川の河川敷では、先回りした実行委員の方々がゴールテープを用意して待っており、みんな一緒にゴール。
▲(写真左)ゴールで参加者を待つ実行委員 、(写真右)飲み物を配布する様子
ゴールセレモニーの前の休憩時間では、実行委員と参加者がウォーク中の思い出を語り合ったり、次回開催予定の五街道ウォーク2020に向けた話をしていました。すでに反省点の振り返りや後輩へのアドバイスをしている実行委員もいて、裏方として参加者のおもてなしをしてくれた実行委員の熱意を感じることができました。参加者の中には、前回の五街道ウォークに続いて参加した人や卒業生、実行委員のOB・OGの人もいて、職業や年齢という垣根を超えた五街道ウォークの繋がりを感じました。
▲ゴールで記念撮影
●地域交流会
一部の学生は佛教大学の二条キャンパスで行われる地域交流会へ参加し、中京学院大学と岐阜聖徳学園大学の学生と交流しながら、今回の五街道ウォークの振り返りやお互いの大学の紹介をしながら親睦を深めました。
それぞれの役割がひと段落し、皆さん晴れやかな表情で交流会に参加していました。参加した人同士で連絡先を交換し、東京に遊びに来た際は連絡を取り合おうと話をしていました。このような他校の学生とのかかわりもあり、歩いている時とは違い自身が楽しんでいる様子でした。
交流会終了後には最終区の反省会で振り返りを行い、今回の経験を次に活かそうという姿もありました。今まで先輩方がやってきたことを次へとつなぎ、良いものにしていこうという意思のようなものを感じました。
▲(写真左)交流会の様子、(写真右)プレゼンの様子
●26日
26日はオプションプランで染工房『高橋徳』さんへ行き友禅染め色付け体験をさせていただきました。髙橋和久社長から友禅染の歴史や工程等について説明をしていただき、友禅染についての勉強を1時間ほど実施、その後実際に作業を行っている場所を見学してから小袱紗(こふくさ)に色を付ける体験を行いました。
準備されている布を一人1枚選び、見本を見ながら筆で色を付けていきます。細い場所や小さい場所も同じ太さの筆で色付けしていくため、参加者全員集中して作業していました。
▲(写真左)友禅染について勉強中、(写真右)色付け体験中
模様によって作業工程が異なりますが、約1時間半から2時間かけて色付けを終えると、実際に手掛けられた着物を見せていただきました。この日染めた小袱紗は、糊を落としてから金を入れるなどの工程を経てから後日手元に届きます。
▲私たちが体験した小袱紗の見本
▲髙橋徳の前で記念撮影、後列左から4番目が髙橋和久社長
実行委員の方々と行動を共にして近くで見させていただきましたが、皆さん人とのかかわりを楽しみながら参加者に接していました。五街道ウォークに参加し様々なプランを考えて下見を行うなどしながら当日までの準備を行い、役割を分担し参加者をもてなすという経験によって、人とのコミュニケーションや歴史やホスピタリティ等様々な事を学べたのかなと思いました。学科によっては実習が重なってしまうためになかなか参加できない人もいると聞きました。しかし、少し時間を作って委員会に参加すれば、とても良い経験になるのではないかと感じました。学生記者兼参加者として同行させてもらいましたが、1区だけでも様々な経験ができると感じました。また、今回最終区のみ参加しましたが、他の区にも参加してみたかったとも思いました。
五街道ウォーク参加者のみなさん、委員会スタッフのみなさんお疲れ様でした。
◆取材・記事執筆 児童発達学科 4年 安野 隆史