国際交流センター
留学体験談

【アメリカ】海外短期フィールドワーク・児童発達コース 体験レポート

【留学先】 アメリカ カブリオ大学
【学 部】 人間学部 児童発達コース
【期 間】 2025年3月9日~3月25日
【氏 名】 Mさん(留学時:2年生)


Children centerの教室を観察して、実際の自然物を多く使っていることを発見した。
落ち葉や木の実、枝で作られたアルファベットの写真や、切り株の椅子、昆虫のはく製など、本物の素材で作られたものが教室中に散りばめられていた。
これは、遊びの中から学ぶという、教育の理念に基づいているのではないかと考えた。実際に子どもたちが、あらゆる経験を積む姿を想像することができ、面白く感じた。
校庭には、ウッドチップ、芝生、砂、ゴム、コンクリートなど、5種類以上の素材があった。歩いたり転んだりしたとき、感触の違いに気づき、ものに対する感性が育まれるのではないかと考える。
日本の幼稚園や保育園は、砂で敷き詰められていることが多いため、新しい環境構成の方法を知ることができ、嬉しく思う。子どもの興味に沿った、自然を取り入れる方法について興味が湧いた。
日本人もアメリカ人も、哺乳類のヒトとして、自然の中で社会性を育むことに変わりはないと感じた。

また、Simchaでの実習中、外遊びをしていると、傘を差さないと必ず濡れる程の大雨が降ってきた。そのような中でも子どもたちは、長靴を履き泥水に飛び込んだり、キックバイクでレースごっこをしたりしていた。
雨が降っていても外で遊ぶことに驚いたが、それ以上に、先生たちが大笑いをして見守っていたことに、私は一番驚いた。なぜなら、日本で豚の泥浴びのように遊んだ場合、親から叱られるのがオチだと思い込んでいたからである。
途中から雷の音が聞こえて教室に戻ったときには、安心した。

今回の私の目標は、間違えても良いからはっきりと、表情を大きく使って話すことであった。
とんちんかんな英語でも、口を大きく開き、自信を感じさせる態度で話すことで、自分の思いを相手に伝えたいという、気持ちの表明に繋がると考えたからだ。
実際に、私が積極的にコミュニケーションを図ると、相手も丁寧に、私の言いたいことを汲み取ろうとしてくれた。良好な人間関係を築く魅力が感じられ、微笑ましい思い出となった。
また、質問を多くすることを意識した。新しい知識や言葉を学べるだけでなく、私の質問がきっかけとなり会話が増え、同じ時間を共有できている気持ちになれたことが嬉しかった。

初めての海外で、主に英語を使う2週間の生活を経て、言葉を獲得する時期の乳幼児が、指差しを行う理由を、身をもって私なりに理解することができた。
ホストファミリーと海岸沿いを散歩していたある日、空を気持ちよさそうに飛び回る鳥を見つけた。「鳥がたくさんいるね。」と伝えたかったが、何という鳥なのか分からなかったため、指をさして注意を引いた。
すると、ホストファミリーが「Seagull」と教えてくれた。他の日にもカモメを見たとき「あの鳥は何だった?」と質問してくれて、悩んでいるともう一度Seagullと伝えてくれた。
このように、指差しから、繰り返し会話を続けることで、私は新しい単語を一つ学んだ。私の訴えに反応してくれた、この嬉しい気持ちは、愛着形成に関わっていると考える。
そのため、応答的なかかわりが必要であることを、改めて実感した。言葉を学んでいる最中の乳児と同じ気持ちを、大人になってからも味わえることに、フィールドワークの魅力を感じる。

そして何より、ホストファミリーや先生方、友達、地元の人たちとかかわる中で、人の温かさを感じられたことが大きな学びであり、最大の宝物となった