経営学部

【経営学部粟屋ゼミ×株式会社W TOKYO 村上範義社長】特別授業が実施されました

2025.10.03

2025年9月29日、経営学部 粟屋仁美教授のゼミナールにおいて、東京ガールズコレクション(TGC)を企画・制作する、株式会社W TOKYO 代表取締役社長 村上範義様をお招きしての特別授業が実施されました。

学生によるこれまでの調査報告

粟屋ゼミ3年生で本プロジェクトリーダーを務める大島綾乃さんより、以下の4つの調査項目に関する報告が行われました。

■株式会社W TOKYOについて
■TGCについて
■テレビから読み取る村上社長
■ラジオから読み取る村上社長

100の業態とのコラボを目指す村上社長の幅広いビジネス展開と、先を見据えた事業戦略、
そして若い力が生み出すカルチャーに信頼と誇りを抱く姿が印象的と話しました。

学生と村上社長による意見交換会

TGCのビジネスモデルやブランド戦略、イベント運営の舞台裏、地方創生・グローバル展開など、幅広いテーマについて意見交換が行われました。
TGCがどのようにしてブランド価値を築き、日本最大規模のファッションイベントへと成長してきたかについて、村上社長は「最初からマーケットで最大規模を目指した」と語り、ブランドの力が人材確保や事業展開において大きな影響を与えることを強調しました。
また、実際の現場で直面する課題についても具体的な事例を交えて紹介され、学生たちはリアルな経営の一端に触れることができました。さらに、TGCの地方自治体との取り組み(全国約50都市)、アジア展開(約8都市)、そしてニューヨークなどへの国際展開についても言及があり、地方の若者に東京と同様の体験を届けるという「地方創生」の視点が強調されました。

意見交換会の終盤では、村上社長から学生たちへ向けて、次のようなメッセージが贈られました。
「自分の中にある“衝動”や“違和感”を大切にしてください。それは、誰かに言われた正解よりも、ずっと強い原動力になります。最初は小さな火でも、信じて動き続ければ、やがて大きなビジョンに育ちます。変化を恐れず、自分の感性を信じて、挑戦し続けてください。」
学生たちは、経営者のリアルな声に触れることで、ビジネスの本質やキャリア形成へのヒントを得ることができました。今後も粟屋ゼミでは、実社会とつながる学びの機会を積極的に提供してまいります。

尚、本件は粟屋ゼミの「東京ガールズコレクションフィロソフィープロジェクト」として、本学デザイン・シンキング研究センターの研究プロジェクトの一つに採択されています。
(プロジェクトについてはこちら

経営学部 粟屋仁美教授
専門分野 : CSR、コーポレートガバナンス、経営戦略