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2021てっぺんフォーラム in本郷 を取材しました!

大学2021.08.17

こんにちは‼

本郷キャンパス学生広報委員会です‼

2021年6月30日(水)、ライブ配信にて各学部1年生を対象に”てっぺんフォーラム”が開催されました。今回はその”てっぺんフォーラム”の様子をお伝えしたいと思います!

今回のてっぺんフォーラムのテーマは「逆境を力に変えていく、頑張ろうてっぺん Be yourself~」でした‼今年のてっぺんフォーラムは新型コロナウイルス感染予防対策の影響で対面ではなく、ライブ配信という形になりました。また、6組の入賞者のうち4組を当日のライブ配信、2組をオンデマンド配信とし、発表者もマスクを着用しての発表でした。

最初は注意事項から始まり、次にてっぺんフォーラム委員会の方からの挨拶があり、スイッチ・オン賞、てっぺん賞の方の発表という形でした。

~スイッチ・オン賞~

スイッチ・オン賞とは、目標に向かってスイッチが入った人、努力に努力を重ねた人たちに贈られる賞のことです。またこの賞は結果だけでなく、プロセスを重視して評価しています。

最初の発表者は、外国語学部3年山方凛さんです。山方さんは「扉を開くまで The half year that change my life」というテーマで山方さんの人生を変えた文京学院大学のコミュニティの発表をしてくれました。そのコミュニティとは、文京学院大学で行っている「キャリアサブゼミ」というものです。キャリアサブゼミとは、将来のキャリアについて学びたい!仲間を作りたい!人脈を広げたい!など、様々なことに対して受講者同士で考えアクションを起こしていくサブゼミです。山方さんは1年生のころは、「自分に自信がなく、ネガティブで取り柄がない」と考えていたそうです。ちなみに、世界7か国に「自分自身に満足しているか」という質問をすると日本は最下位であり、数値的に言うと45・8%と半分もないそうです。しかし、山方さんはこの「キャリアサブゼミ」に参加したことにより、3年生になった今では「なんでも挑戦、頑張ればなんだってできる、自分の強みを持っている」などといった考え方に変わったそうです。このキャリアサブゼミでは主に3つの力が伸ばせるそうです。1つ目がプレゼンテーション能力、2つ目がディスカッション能力、3つ目がファシリテーション能力です。私もそうですが、皆さんもこの3つが苦手、または得意ではないという方が多いのではないでしょうか。それらの能力を伸ばせるキャリアサブゼミはとても魅力的なゼミだと思いました。そして、変化すること・非日常体験をすることで、新しい自分に出会えるとおっしゃっていました。山方さんは非日常体験で「SNSで『子どもの権利』について発信」をしたそうです。それをしたことにより、意見発信への怖さが共感を得ることの喜びに変わり、人脈も広がり、さらに夢に近づいたそうです。今では、自分の夢の一番近くにいて、今年の秋に行われる神田スピーチコンテストにも出場されます。今の自分ではダメだ、変わりたいと思っている方にはこのキャリアサブゼミはとても良いものなのではないでしょうか。変わりたいと思っていても、自分が行動しなければ変わることはできません。しかし行動すれば変わることを山方さんは教えてくださいました。

(山方さん)

次の発表者は、広報学生委員会にも所属している外国語学部4年の打木友賀さんです。打木さんは「時間と好奇心について」というテーマで彼自身が4年間で得た気づきについて発表してくださいました。最初に私たちが普段受けている授業1コマ90分あたりがどれだけの値段なのかということを話してくださいました。外国語学部生が4年間で支払う授業料は3,492,000円であり、1コマあたり3,637円です。これには私も驚きました。打木さんが大学生活で意識していたことは「Time is money」だとおっしゃっていました。そのきっかけは1年生の時に行った中国留学だったそうです。初めての海外で初めての経験ばかりで、好奇心が爆発したと話していました。帰国後に大学生活が8分の1終了したことに気づき、「今しかできないことは今やろう!」と決心したそうです。その後も目的を立て、様々な場所に行ったけれど、どこでも好奇心が爆発し、たくさんのことを吸収したとおっしゃっていました。「好奇心=あなたの可能性」という言葉に私も共感しました。好奇心があれば、知りたいという気持ちが生まれ、自分で調べるからです。それによって、自分の知識が広がり様々なことを吸収できます。なので、何に対しても好奇心というものがとても大事だと思いました。打木さんは最後に「時間=資産 大切なものは1番最初に」と述べていました。先延ばしにしているとやりたいことができずに終わってしまう、という言葉は私を含め皆さんにも言えることでしょう。

今からでも全然遅くありません。皆さんも自分のやりたいことに挑戦してみてください。

(打木さん)

てっぺん賞の最後の発表者は、広報学生委員会にも所属している外国語学部4年の加藤宏樹さんです。加藤さんは「世界にいる同世代~英語≠武器~」というテーマで、留学を通じて学んだことを発表してくれました。多くの学生たちは英語を学べば、社会に通用すると考えてしまっているのではないでしょうか。しかし、英語はあくまで自分の可能性を広げていくためのツールであり、それだけでは意思疎通しかできない人になるとのことでした。加藤さんは大学2年生の後期からアメリカのミネソタ州で交換留学を経験しました。そこでは、現地の学生と同じ授業を履修し、英語で経済学や栄養学を学びました。そして、学んだ分野を他の人に英語で説明できるようにすることや仕事で役立てることが英語を使う上で重要であることを学んだそうです。そうすることで、世界にいる同世代の方々と肩を並べることができます。

学生たちも社会に役立つために英語だけでなく、別の分野も学ぶ重要性を理解することができたのではないかと思います。

~てっぺん賞~

てっぺん賞とは、目標を達成できた人、他者のために貢献できた人、その分野でてっぺんと認められる人に贈られる賞です。

最初の発表者は外国語学部4年の須釜莉子さんです。須釜さんは「目標に向かって努力し続けることの大切さ」というテーマでゼミナールを通して学ぶことができた努力の大切さを発表してくれました。須釜さんが所属している渡部ゼミは本格的なプレゼンテーション大会に参加する必要があり、その際に外部の企業の方々へ取材をするなど、チームで長期間活動することが多いゼミナールです。そのチームで須釜さんはリーダーを任されました。活動をするにあたり、始めはうまくいかない日々が続き、取材で成果を出すことができませんでした。そのため、チームメイトと対立をしてしまい、何度も諦めたいと考えてしまいました。しかし、チームで最後まで成し遂げたいという思いが強く、自分たちの改善点を見つけるために何度もチームで話し合い、それぞれの課題に向けて活動を行いました。その結果、リーダーとしてチームの意欲向上に貢献することができ、プレゼンテーション大会でも優秀賞を獲得することができました。そして、あらゆる分野で自分自身の成長を実感することができ、大きな自信をもてるようになったそうです。

リーダーを務めるのはプレッシャーもあり、辛く、大変だったことも多かったと思います。しかし、最後まで諦めずに努力しようという意志があったからこそ、良い結果を得ることができ、やってよかったと思える経験の1つになったのだと感じました。

(須釜さん)

次の発表者は、経営学部4年の矢内大晴さん・福田千夏さん・佐藤萌香さん・白井丈偉さん・長谷川瑠音さんの5人から形成されたゼミナールのグループROBS38(Ride on both sides)さんです。

ROBS38さんは「今日からあなたもファーストペンギン」というテーマ発表していただきました。彼らは、新田ゼミに所属しマーケティングを元にグループ研究を行っています。具体的には「誰もがエスカレーターに立ち止まる社会を実現する」というテーマを元に「歩く側の列に立ち止まる人」を増やしていく活動をしていました。その時代時代に合った解決策を考案した結果、2017年から2020年の間で約20数のエスカレーター歩行者を減少させることに成功しています。しかし、それでもまだ半分以上の人が歩いている人がいるというのが課題だそうです。ROBS38さんはこのグループ研究のおかげで集団の中で何かを成し遂げることが得意になったと言っていました。また、物事を客観的に捉えられるようになり、自分の意見を言えるようになったとも言っていました。

大変だったことがあった中でグループ内のモチベーションを同じにし、小さな目標を達成していくことで成功経験を積み重ねるということを徹底していたから5人が1つになれたんだと感じました。

(ROBS38さん)

最後の発表者は経営学部4年生増田珠美さん・3年生関野修平さん・3年生立石理菜さん・3年生川奈杏実さんたち、ブレーメンズです。「東日本復興支援プロジェクト・ブレーメンズおうちゃ時間プロジェクト」でした。ブレーメンズとは2011年にマーケティングとデザインを学ぶ学生が中心に集まり発足され、グッズの企画からデザイン、制作、販売までを行い売り上げを復興支援団体に寄付する活動を行う学生団体です。

昨年は、新型コロナウイルスの影響で予定がすべて中止になってしまいました。埼玉県川越市のお茶屋さんと進んでいたプロジェクトも大学が入校禁止となったため対面での顔を合わせてのアイディアができなくなってしまい、オンラインでの話し合いへと変わっていきました。使ったことのないzoomに戸惑い、対面とは空気感が異なるオンラインでのコミュニケーションの取り方に苦労したそうです。これらを解決するために、話を聞いている時は相槌を打ち相手に安心感を持たせ、自分の思っていることは言葉にして伝えることを心がけた結果、始めたころよりコミュニケーションがうまく取れるようになったそうです。

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、先の見えない不安を感じる中で商品を通してお家時間に楽しみと安らぎをお届けしたいという気持ちから、「おうち時間×お茶」から「おうちゃ時間」というキャッチフレーズが生まれました。学生がデザインを決め、川越市のお茶屋さんにアドバイスを頂きながら茶葉を決めていきました。そして商品を販売するだけでなく購入してくださった方との交流を目的としてZoomを利用し「おうちゃ会」を開きました。参加した方からは、感謝の言葉が届いていました。

北海道から沖縄まで年齢層を問わずお茶を通じて交流する機会を作ることに成功できたのはブレーメンズの皆さんが直面したオンラインでのコミュニケーションの取り方の困難を皆さん自身で解決できたからだと思いました。

~まとめ~

てっぺんフォーラムでプレゼンテーションをして頂いた先輩は自分で目標やしたいことを見つけ、それを成功させるためにどんなことをしたら叶うのかを逆算していました。大学生は単位を取ることに集中しがちですが、先輩方のように目標を立て行動をし、結果に残すということは授業では得られない力を身に着けることが出来ます。

「大学生になったけれど授業に出席しているだけ・・・」という方がいらっしゃいましたらてっぺんフォーラム委員会が行っている活動で表彰されることを目標とし、大切な大学生活を送ってみてはいかがでしょうか。

外国語学部2年 久慈

市來

西村