まちづくり研究センター
(まちラボ)

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コロナウイルスの影響で売れなかった駄菓子を寄付いたしました

2020.05.26

 まちラボふじみ野では、空き店舗活用プロジェクトの一環で、商店街で駄菓子屋「菓子屋ぶんぶん」を運営してきました。しかし、2月末からの新型コロナウイルスの影響で、現在活動を当面の間、休止しています。

 まったく想定していなかった状況のなか、3月以降にもお店で使う予定だった、飴、ガム、ラムネなどたくさんの駄菓子の売れ残りが生じてしまいました。今日、「食品ロス」が大きな社会問題として取り上げられています。本来食べられるのに捨てられてしまう食品廃棄物。日本では年間600万トン以上にも上るとされており、「もったいない」というだけではなく、限られた資源や環境への多大な負荷にもなっています。

 そこでまちラボふじみ野では、大学の近隣にある「富士見市子ども未来応援センター」にご協力いただき、まだ食べられる駄菓子をすべて寄付させていただくことにいたしました。子ども未来応援センターは、子どもに関する総合相談窓口として、妊娠に関する相談や子どもの貧困対策などに取り組む施設です。寄付した駄菓子は、NPO団体が運営するフードパントリーなどで配布していただくとのことです。余ってしまったたくさんの駄菓子たちが、地域の子どもや若者たちの居場所づくりに少しでも貢献できればと思います。

「コロナの状況だからこそ、今まで以上にできることもある」とのお言葉を、センターの所長様からいただきました。まちラボふじみ野でも、現在、ウイルスの影響から様々な活動を停止していますが、こうした状況でも、こうした状況だからこそ、どのような「まちづくり」ができるのか、少しずつ模索していきたいと考えています。

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