留学体験談
【韓国】光云大学 2025交換留学体験記レポート①
【留学先】 韓国・ソウル 光云大学
【学 部】 経営学部
【期 間】 2025年2月~6月
【氏 名】 T・Mさん(留学時:4年生)
1.はじめに
今回の留学を通して様々な得難い経験を積むことができた。留学にあたり、語学力を伸ばすことはもちろん、海外生活を通して視野を広げることを目標として設定していた。入学当初は、経営学部であるため外国語に触れる機会が少なく、留学という選択も身近なものではなかった。しかし、学校生活を送る中で「新文明の旅」の渡航者として選抜していただき、実際に海外に足を運び、現地の方々と交流することで得られる学びの重要性を知ることができた。環境や文化、習慣、歴史などの違いによって、人々がそれぞれ持つ考え方やパーソナル的な部分に大きな違いが生まれる。人間は、同じ国に住んでいたとしても多種多様な個性を持っているが、全く異なる文化や習慣、言語で育った友人との交流はさらに多くの気付きを得られ、大きな刺激となった。そのため、今回の留学では、4ヶ月という短くも長い期間を通して語学学習に力を入れ、交流を通して様々な価値観に触れることで自分自身の視野を広げたいと強く考えていた。
2.留学生活と今後の目標
語学力向上、海外生活を通して文化や価値観に触れ視野を広げるという目標のもと留学生活を送ったが、個人的に達成できた点やまだまだ不十分だと感じる点がそれぞれある。語学力について、渡航当初と比べ、大きく成長することができたが、まだまだ足りない部分も多い。留学を終えて韓国語学習への意欲がさらに高まったため、今後もTOPIK6級取得を目標に学習を継続させていきたい。また、多様な文化や価値観に触れるという点では、韓国人学生との交流はもちろんだが、他留学生とも共に学ぶことができた。ベトナム人の留学生とペアワークでプレゼンテーションを行うなど、授業ないで多様な国々からきた学生たちと交流を深めることができ、大きな刺激を得ることができた。また、大学卒業後に、留学やワーキングホリデー等を通じ、韓国でさらに学びたいという意欲も湧いてきた。韓国での生活や授業を通して学んだ語学学習を継続させ、自分自身の強みと胸を張って言えるレベルのスキルとして成長させたい。実際に韓国で生活を送る中で、異なる国に生まれた人間同士が言語によって繋がることができるという言語学習の面白さを改めて感じることができた。
3.留学前後で自分自身に起きた変化
自分自身の大学生活4年間を振り返ってみると、フィールドワークやインターンシップ、ゼミナールなど多くのことに挑戦してきた。忙しく過ごしていたこともあり、良くも悪くも自分自身について顧みることができていなかったように感じていた。私にとって韓国で過ごした4ヶ月間は、韓国の文化に触れ、言語学習に力を入れた点はもちろんだが、過去の自分を振り返り、将来の自分について考えられた有意義な時間になった。正直に、4年生の前期というタイミングで留学に挑戦することに不安がなかったと言えば嘘になる。しかし、渡航を終えた今挑戦して良かったと心から感じている。
4.その他
韓国で過ごした4ヶ月を振り返り、私にとって友人との出会いがとても大切な思い出になった。私は、光云大学の韓国人学生と留学生が2人1組になり交流するというプログラムに参加した。そこで出会った友人と過ごした時間があったからこそ留学生活を充実させることができたと心から感謝している。友人と韓国語で会話できるようになりたいという思いがさらに学習意欲を向上させることができた要因の1つだった。休日に出かけ、たわいもない時間を過ごす中で、お互いの文化や価値観について触れることができた。価値観の違いとして、韓国人の友人に「日本人はファッションを中心に人それぞれの個性を持っていて羨ましい」と言われたことが特に心に残っている。韓国人のファッションやヘアスタイル等を見てみるとシンプルな物を好み、街行く人々が似た服装をしている印象を受けた。そのため、日本人のような多種多様で個性的な服装の韓国人はほとんど見かけなかった。友人に尋ねてみると、韓国人は人の目を強く気にし、人と違うことをすることに強い抵抗を感じる傾向にあるらしい。こういった場面でも文化や価値観の違いが感じられて面白かった。
5.おわりに
光云大学で過ごした4ヶ月間を振り返り、自分自身の人生の中で最も大きな刺激を得られた経験であったと強く感じている。挑戦することの大切さや臨機応変に対応する柔軟性などを学び、間違いなく今後の人生において糧となるような時間だった。留学生活で得た学びを途切れさせることなく、継続していけるように語学はもちろん、学習を続けていきたい。