国際交流センター

留学体験談

【韓国】光云大学 長期留学レポート①

【留学先】  光云大学
【学 部】  経営学部 マーケティング・デザイン専攻
【期 間】  2022年2月10日~6月24日           

【氏 名】  S・Sさん(留学時:2年生)


【目標とその達成度について】

まずは、一つ目の目標である「現地で韓国語を学び、現地の人と関わることで正確な言語の習得を行う」についてだ。今まで日本でも韓国語を勉強していたが、主な勉強方法は参考書であったため、韓国人の先生が話す授業を受けてみて難しいと感じている。特に韓国人学生と一緒の授業は、簡単な言葉ではなく話すスピードも速いためとても難しいと感じる。また街に出たときも、私が外国人であることはわからないため、難しい言葉も多く話すスピードも速いため理解できない時もある。しかし、必須科目の外国人専用の授業で話す韓国語は、簡単な言葉を用いながらゆっくり話してくれるため比較的理解することができる。
このように実際に現地の人の韓国語を聞いて、言葉選びであったり話すスピードであったり、参考書だけではわからなかったことが多くあると感じた。また、韓国以外の国の人と話すときも韓国語で話すため、最初はわからなかった単語が自然と身についているということもあり、現地に来たからこそ経験できていることがあるため、目標達成に近づいているのではないかと思う。
次に、二つ目の目標である「韓国だけでなく、色々な国の人と交流し多くの文化を学ぶ」について、これは目標を達成しているのではないかと思う。実際に韓国で暮らしてみて、伝統を重要視する、ご飯は一人ではなく誰かと食べることが多い、敬語など縦の関係性が強い、学生が勉強熱心であるなどを感じたがその中でも特に、人が温かいと感じることが多い。飲食店で例えると日本も温かいが、「店員」」「お客さん」という関係で成り立っているように思う。しかし、韓国は気軽に話しかけて「家族」のような温かさを感じることが多い。
そして、韓国の友人と関わる中では、日本のドラマや映画、アニメなどを見ている人が多くいることがわかった。その中で、小さい頃に見ていたアニメが同じだったことが面白く感じた。また、日本で昔に放送されていたものやあまり有名ではないものが、韓国では有名であるといったこともいくつかあり、不思議に感じた。
そして外国人専用の韓国語の授業では、5か国の人と友達になることができ、文化を学ぶまでは難しいが、自分から動くことはできているため目標を少し達成できていると感じる。友人と関わっていく中で、それぞれの国の有名な食べ物や、食事のマナーなど知らなかったことがたくさんあり、もっと多くの国に行って、色々な人と関わってみたいと強く思った。
最後に三つ目の目標である「自主的に考える力や、一人で困難を乗り越える力の習得」についてだ。韓国に来て、食事や洗濯を自分で行ったりと自分だけで物事を選択する機会が増え、以前より判断力が上がったと感じる。問題が起きたときも、慌てずに落ち着いて一旦考えられるようになり徐々に成長できているのではないかと思う。

【現地での生活について】
電車やバスの料金が安く、ソウル市内ということもあり移動しやすいと感じる。一人行動と公園が好きということもあり、一人で電車に乗って出かけることも多く、色々な公園に行き風景を撮影しながらゆっくりすることにとても癒され、2週間に1回はそのようにして体を休めている。また、食事については学校の近くということもあり周辺の飲食店が安いため、きちんと食べることができている。なかでも学校の食堂は、毎日色々な韓国料理を食べることが出来るため、食について知ることが出来て楽しい。
お金の使い方を考えながら生活することは大変だが、せっかく韓国に来たため時間を大切にして、現地でしかすることのできない経験をするためこれからも積極的に行動したいと思う。

【授業について】
週に2回ずつある授業の中で、基本的に1回が対面、1回がオンラインという形式のものが多い。また必須の韓国語科目は3つあり、周りの学生は中級程度の人がほとんどで、私は初級であるため少し難しく感じる。だが、先生が簡単な韓国語で説明してくださったりするため、予習と復習をすればついていくことができる。
自分で選択した外国人専用授業である「韓国社会の理解」はオンライン授業であるため、聞き取りが難しいと感じるが、韓国のこと歴史や教育について学んだことがなかったため、面白い。また、教科書が詳しく書かれているため、そこまで難しいものではないと感じる。
そして自分で選択した韓国の学生と一緒に受講する「アジア文化と文化コンテンツ企画練習」は、簡単な韓国語ではなく、話すスピードも速いためとても難しい。また、内容に関してもとても難しく、教科書や資料もなく予習や復習が出来ないため、非常に困難であるが、韓国人の学生がわからなかった点を教えてくれるため、助けられながら受講している。しかし、授業の雰囲気や交友関係など、実際に韓国に来ないと経験できないことであると思った。

タイ人の友達と一緒に韓国の伝統家屋が密集する北村韓屋村に行った時の写真(右:私)