人間学部

ゼミ紹介

コミュニケーション社会学科では、社会学を中心にコミュニケーション研究、環境問題研究、メディア・リテラシー研究など7ゼミナールが開講されています。

  • 人と自然の共生研究
  • 多文化共生研究
  • 地域コミュニティ研究
  • 消費社会研究
  • メディア・リテラシー研究
  • 都市社会研究
  • 異文化理解研究

人と自然の共生研究

指導教員 中山智晴

演習テーマ

人、自然、そして地球の共生に関する研究

本ゼミでは、複雑に交錯する環境問題を整理した上で、人、自然そして地球のつながりを理解し、私たちのライフスタイルが環境に与える影響について探求します。
そして、国内外で環境保護活動に取り組むNPO、NGO、企業関係者と連携した環境活動への参加を通し、この美しい地球を次世代へ受け渡すための社会「持続可能な循環型社会」を構築するための具体的な提案、そして私たちのよりよい暮らしを考えていきます。

多文化共生研究

指導教員 小林宏美

演習テーマ

国際化する社会と多文化共生に関する研究

本ゼミナールでは、グローバル化と多文化社会のもとで重要となる多文化共生という概念について社会学的視点から学ぶとともに、様々な事例をとおして共生の可能性を模索していきたいと思います。
具体的には、「教育」、「コミュニティ」、「共生」、「子どもの貧困」等のトピックを中心に取り上げ、様々な文化的背景を持つ人々が共に生きる社会の在り方について考えていきます。
地域としては、主に担当者がこれまで調査対象としてきたアメリカ合衆国や日本各地の事例について取り上げ、多文化共生の課題を分析する知識・技能、ならびにその中で生きる力を養います。

地域コミュニティ研究

指導教員 古市太郎

演習テーマ

コミュニティに関する社会科学的基礎研究

現代社会は、経済のグローバル化の進展、情報技術の発展、環境問題の深刻化に現れるように地球規模の諸問題を多く抱えています。現在、こうした状況に対し、「地域」を単位にした研究が重要視されています。自分たちの生活を見直し、地域社会のあり方を再び創り直す動きです。まさに現代は、「地域から世界を読み解く時代」であるといえます。
さて、本ゼミのキーワードはコミュニティです。本ゼミでは広義な意味を持つコミュニティを、「様々な人びとや集団が結びつこうとする動き」と捉えます。ではなぜ、現代社会において、コミュニティが問題となるのでしょうか。またなぜ、その結びつく動きがうまく働かないのでしょうか。こうした素朴かつ深い問題を本ゼミでは、「地域社会」を単位に、社会科学の様々な作品とフィールドを往復させながら、共に考え、取り組んでいきます。

消費社会研究

指導教員 寺島拓幸

演習テーマ

消費者のライフスタイルに関する実証研究

わたしたちは消費社会で暮らしています。その進展は豊かな生活を実現しましたが、さまざまな社会問題ももたらしてきました。企業の積極的な販売活動が消費者問題を、大量生産大量廃棄はゴミ問題やエネルギー・資源不足を、先進国での過剰消費が途上国の低賃金労働を引き起こしてきました。いま、こうした問題が認知され、消費者の価値観が変化しつつあるように思います。
本ゼミでは、消費者のライフスタイルを調査することによってその現状を明らかにしていきます。とりわけ00年代以降の新しい消費現象に焦点を当て、長期の不況、経済危機、震災を経験するなかで変化しつつあるライフスタイルの新しい潮流を検討します。

メディア・リテラシー研究

指導教員 登丸あすか

演習テーマ

メディア・リテラシーに関する基礎的研究

メディア社会を主体的に生きるための力としてメディア・リテラシーが必要とされています。
メディア・リテラシーとは、メディアの読み書き能力のことであり、メディアを分析する力とメディアを通して表現する力の双方を指しています。
本ゼミナールでは、雑誌や広告、テレビやネット上の映像などの分析および映像制作の研究活動を通してメディア・リテラシーを身につけます。

都市社会研究

指導教員 岩舘豊

演習テーマ

都市空間の社会的編成に関する研究

都市の空間には、社会の構造や変化、問題や矛盾といったものが具体的なかたちで立ち現れてきます。と同時に、都市に生きる人々の実践や出来事には、新たな文化やつながりのかたちがみられます。都市の現実に学ぶということは、来たるべき社会を構想し実現していく手かがりを探究することに他なりません。
本ゼミでは、こうした都市というフィールドで起こる現実や社会問題を、社会学的に分析していくための基礎知識と視点を身につけていきます。そして、自分の目で見て、歩き、話を聴き、五感を活用しながら、そこで生じている現実や問題を解きほぐし、解決のための糸口を探っていきます。

異文化理解研究

指導教員 貫井万里

演習テーマ

日本と外国の文化や社会を比較して理解するための研究

現代の日本社会で生きる私たちは、コンビニやアルバイト先、ニュースなど身近な生活の中で多くの外国人や異文化に触れる機会を多く持つようになってます。そうした機会に、異文化についての知識を持っていると、慌てずに気持ちよい対応をしたり、ビジネスの交渉においても有利に展開したりすることが可能になります。
本ゼミナールでは、外国と日本の社会や文化、政治を比較分析し、日本の強みと課題をより深く理解することを目的とします。ゼミでの議論や「比較文化」、「文化社会学」、「異文化理解」に関する文献講読、フィールドワークを通してグローバル化社会で生き残るための異文化理解の姿勢と技術を身につけることを目指します。