大学院

ゼミ紹介

文京学院大学大学院経営学研究科 中島 真澄 教授

当ゼミの活動内容

本ゼミは、財務会計の知識について輪読を通して修得したあと、財務会計や監査の領域の海外の先行研究をレビューして研究の動向を探ります。
そのあと、これまで中島ゼミでの蓄積した知見に基づいて研究テーマを決定して研究に着手します。
そして、できるだけ、当該研究の成果を学会の院生セッションで報告します。
大学院時代にしかできないアカデミック・トレーニングを研究活動によって行います。

当ゼミで身につくこと

先端の会計研究に触れ、実際に計量分析を積み重ねることによって、社会科学としての会計の実証分析力を身に着けることができます。
最終的に、修士学位論文として完成させ、社会科学としての研究の神髄を身に付けることができます。

ゼミの行事

現在は、COVID-19によって海外合宿が実現できておりませんが、ポストCOVID-19には、米国、カナダ、フランス、マレーシアなど学術交流のある教員のいる国で合宿をいたします。

受験生へ一言

現在、中島ゼミでは、財務諸表数値だけではなく、ナラティブ情報から会計不正を検出するテキスト分析も実施しています。
テキスト分析を一緒に実施して会計不正を検出いたしましょう。

ゼミ生 1年 西平 真彦さん

当ゼミを志望した理由

最新の財務会計研究では、会計情報を統計的に分析して得られたエビデンスを基に考察する実証的な研究方法が主流になっております。
私は入学前に中島先生の研究業績を調べて実証研究を学びたい思い入学を志望しました。
そうした実証研究の手法を身につけ修士号の学位取得を目指したいと思いました。

ゼミ活動から学んだこと

研究計画書を作成する時、1行の文章、1語さえも謙虚で真摯に執筆するようにご指導され、学問に対する研究者の熱意を感じることができました。

ゼミの先生はどんな先生か

中島先生は、常に研究のことを考え続けて第一線で活躍する研究者であり、指導熱心な教育者でもあります。
大学内の業務も多く非常にご多忙ですが、ていねいにご指導して頂ける先生です。

ゼミの魅力は何ですか

中島先生は、国内外で研究業績が非常に豊富で最新の財務会計研究に触れることができます。
つい先日も中島先生自らが学会で研究発表をされ、私もオンラインで先生の研究発表を聴講させて頂きました。
ゼミではアカデミックな話題が豊富です。

ゼミで学んだことがどのように仕事やキャリアに役立っているか

私は社会人院生ですので、取引先企業や自社のグループ会社などの企業分析に役立っております。
会計はビジネス社会における共通言語でもあります。
これから社会人になる方にも役立つと思います。

受験生へ一言

会計学というと、簿記検定や国家資格などの資格取得のための受験勉強が主流で、会計基準を覚えることや会計処理方法を学んで計算問題を解くことばかりのように思う方が多いのではないでしょうか。以前の私もそうでした。
大学院ではアカデミックな研究ができます。それは実務経験とは違う良い経験になると思います。
ぜひ中島先生のゼミで最先端の会計研究のダイナミズムを感じてみてください。