保育実践研究センター
ふらっと文京

センター長ご挨拶

ご挨拶

本センターは2004年(平成16年)度の文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(通称:現代GP)に採択され、ふじみ野キャンパス内に開設されました。

主な活動は、幼児教育や保育を学ぶ学生への実習の場の提供、地域の未就園児とその保護者への子育て支援、幼児教育や保育に関する研究です。これらの活動は、本学の建学の精神である「自立と共生」に則り、学生、地域利用者、教職員等すべての関係者の主体的態度を養うというセンターの理念のもと行われています。

センター設立から18年経ち、この間に学生や子育て家庭を取り巻く環境は変わりました。
保育者や教員には、昨今の保育・教育現場での現代的課題を踏まえ、保育や教育に必要な従来の知識や技能に加え、特別な配慮を要する子どもたちを援助する力、また多様な家庭を支援する力が求められるようになりました。
一方で、ここ数年、授業や実習など様々な場面で、多様な人と関わる経験や生活体験の不足など学生の課題を感じることが増えています。
子育て家庭を取り巻く環境も、本センター設立当時に比べて、子育て支援施設や親子で過ごす場が大学周辺にもずいぶん増えました。
子育て支援の量の充実とともに質の充実がより一層求められています。
本センターで行っている子育て支援活動「ふらっと文京」は、開設から一貫して、イベントやプログラムの提供は行わず、乳幼児の発達に応じた質の高い玩具の提供、スタッフに見守られながら親子がゆったりと関われる空間の提供を主としています。

このような変化のなかで、すべての人が主体的に、学習や子育て、自己実現に関わることができるよう本センターは何をするべきだろう?と、日々、理念に立ち返りながら事業や活動内容を見直し続けています。
今後も、学生の学びの場として、また、地域の子どもとその保護者が育ち合う場として貢献できるようスタッフ一同、努めてまいります。

最後に、保育実践研究センターの通称「ふらっと文京」の由来をお伝えしましょう。
「ふらっと」は、①平なこと、②競技等で端数がないこと、③長屋、④音楽記号の♭の意味をもちます。

「ふらっと文京」には、学生や地域の保護者の方々に以下のメッセージが込められています。

学生の皆さんへ

“ふらっと”見るのもOKです。一歩ずつ、実際に関わりながら学びましょう。
力を抜いて保育を実感してください。

子育て中の保護者の方々へ

“ふらっと”気軽にお出かけください。
細かいことは気にせずに、みんなで井戸端会議して一緒に子育てしましょう。
悩みなどは半分くらい下げましょう。

地域の皆さんも学生の皆さんも、ぜひ、ふらっと文京に”ふらっと”お立ち寄りください。お待ちしています。

保育実践研究センター長
人間学部准教授 森下葉子

スタッフ紹介

センター長

森下 葉子

副センター長

須藤 佐知子

教員研究員

加須屋 裕子
椛島 香代
小栗 俊之
菖蒲澤 侑
朴 淳香

運営委員

柄田 毅(ふじみ野幼稚園園長)

保育指導員

静間 綾子(保育士/幼稚園教諭二種免許)
福田 美穂(保育士/幼稚園教諭一種免許)

保育補助

梶田 ひとみ
野村恵里香

※ご質問・ご意見等があればお声かけください。