第二弾「新・文明の旅」現地リポート

第二弾「新・文明の旅」現地リポート

20150306 ヤギェウォ大学二日目

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 新・文明の旅三日目、今日はこの旅最初のプレゼン発表でした。プレゼン前にまずは「豆つまみ」という、小豆を箸で移動するゲームを行いました。ヤギェロン大学の学生の方々は、最初は箸使いに戸惑っていて、小豆を全くつまめない人が多かったです。しかし、実際にゲームを始めると、どのチームも接戦で、白熱したアクティビティとなりました。
 アクティビティで親睦を深めた後は、いよいよ私達のプレゼンです。ヤギェロン大学では9人の学生がそれぞれのテーマでプレゼンをしました。「縁起」「日本人の宗教観」「恵方巻き」「江戸しぐさ」「日本のホラー映画」「日本のお風呂文化」「LGBT」「障がい者スポーツ」「日本のいじめ問題」といったようにバラエティに富んだテーマでした。ヤギェロン大学の学生方も私達のテーマについて真剣に考え、たくさんの話を聞かせてくれました。プレゼンは文京学院生がヤギェロン大学の学生方の隣に座り、発言のフォローをしたり、理解の手助けをしたりしていました。
 
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 午後の最初はポーランド語のプレゼンでした。発音の仕方や練習をして少し会話をしました。日本語と違い発音が複雑で難しかったです。戸惑いながらも現地の大学生に教えてもらい少し話せるようになりました。その後はポーランドの祝日、虫について、河童とWODNIKについてのプレゼンを聴きました。ポーランドの祝日はユニークなものが多くとてもおもしろかったです。また日本の祝日と似たものがあり親近感がわきました。インターネットではなかなか載ってない情報ばかりだったので、知ることができてよかったです。虫のプレゼンは日本語での虫を使った表現の仕方という内容で改めて日本語について考えさせられました。そして日本語の知らなかった面白さとか昔の人の考え方を知ることができたのですごく良い機会となりました。河童とWODNIKのプレゼンは妖怪についてのお話でした。河童とWODNIKはどっちも同じような妖怪です。遠く離れた国同士なのに日本とポーランドで共通している点があったことが、うれしかったし興味深いことだと思いました。
 
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 夕方からは「日本語サロン」で日本語学習者や日本人留学生の方々と話し合いをしていました。それぞれのテーブルで、それぞれが会話を楽しんでいました。日本語に自信がなくてなかなか話せない学生には、英語も混じえてコミュニケーションを取るようにしていました。私はこのサロンでの話し合いの時間がとても充実したものだったと思います。しかし、私達が普段使う日本語は日本語学習者にとってはわかりづらいものなので、簡単で適切な日本語を選んで話すのが難しかったです。
 
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 その後現地の学生がお店を予約してくれたので引き続きお店で交流を深めました。すしバーに連れていってもらいました。ポーランドの方はパーティーが大好きなのでたくさんおもてなしをしてくれました。海外でお寿司を食べる機会はめったにないのでどんな味か不安でした。しかし食べてみるとすごくおいしくて日本の味といっしょでした。ただ現地の学生は濃い味に慣れているので、醤油とわさびをたくさんつけて食べたり、寿司がおいしくないと言っていたので文化の違いを感じました。
 
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