「新・文明の旅」プログラム 視察リポート

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アム レウシット(「よくできました」) 野口レポート その9

■アレクサンドル・イオン・クーザ大学(ヤシ大学)概要 

 

 

 

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アレクサンドル・イオン・クーザ大学は、1860年に設立されたルーマニアで最も古い高等教育機関で、教育と研究において確信的で優れた伝統があります。アレクサンドル・イオン・クーザ大学には、現在41,000人以上の大学生と800人以上の先生が在籍し、海外300以上の大学と交流協定を締結し、国民的で国際的な水準の誇り高い名誉を得ています。

 

 

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待ち合わせをしたライオン(大学本部前の巨大な大理石のライオン像)の前に、川村さん、イリナさんが現れました。

 

イリナさんの案内で大学本部に入りました。大学本部の建物は宮殿を思わせる荘厳さがあり、内部に入っていくとさらに歴史も感じさせるドアやシャンデリアが重厚さを演出していました。後になって判明したことですが、この建物は実際に、“パレス”と呼ばれているそうです。

 

副学長室前でルキアン先生が出迎えてくださいました。ここで先生から大学の歴史、現況を説明していただきRECプロジェクトへの支援をもう一度話していただきました。本学スタッフからもプロジェクトの内容に関する話を聞いていただき、大学側からの各メンバーに記念品をいただきました。

 

大学を案内してくださるとの申し出があり、先生自らに案内していただきました。

 

最初に案内していただいたのがリフォームを済ませた小会議室、その次に100人以上が集まれる大会議室、そこには創立者アレキサンドラ・イワン・クザの肖像画や大学の歴史を飾った卒業生の肖像画がありました。その次には卒業式などを行う講堂のような施設、次の2つはそれぞれに歴史を感じさせる施設でした。それぞれの施設がIT機器に対応していました。先生は普段は行けないバルコニーにまで案内してくださり、大学施設から通りを一望することもできました。

 

 

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この後に、国際交流施設の一つ、留学生が宿泊するドミトリーのレストランに案内され、教職員専用の個室でルーマニアの伝統的な料理をごちそうになりました。そこで、先生からいくつかの提案、助言がありました。例えば、本学各学部の学生に対して、同じ専攻をしている学生を紹介することができるとか、滞在する期間が短いので、半分は学塾的なものに関する交流をし、あとの半分は文化的な交流をしてはどうか?また、学内のドミトリーを使用する宿泊の提案や、ブルガリアからの移動手段として、航空機、列車、車の利用に関して助言を受けました。ひまわりグループの責任者イリナさんからは、本学の学生がプレゼンテーションをする際にはたくさんの学生を集めて、フェスティバルのようなものはどうかとの提案もありました。

 

食事が終わってから、大学本部に戻り、国際交流の各オフイスを訪問して、スタッフを紹介していただきました。エラスムス計画(大学間交流協定等による共同教育プログラム)による多数の留学生が在籍しているので、たくさんのスタッフがオフイスを持っていました。

 

最後に、一人一人がルキアン先生にお礼とお別れを申し上げ、クザ大学を後にしました。

 

これから、帰国への移動が始まります。ヤシよりブカレストへ。ブカレストよりイスタンブールへ。イスタンブールより成田へ約20時間近いフライトです。ご愛読ありがとうございました。