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学園紙Pickup 平成24年11月30日号・記事特集

大学2012.12.25

特集

13人の若き教師たち本学から来春教壇へ

 

    「 教 員 採 用 試 験 合 格 者 」 座談会    

 

 ふじみ野キャンパス教職課程センター(木村浩則センター長)の指導を受け、児童発達学科の4年生と卒業生、合わせて12名が、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の小学校教員採用試験に合格するという快挙を成し遂げました。

 今回は、4年生6名と、指導にあたった班目(まだらめ)特任教授、センターの先生方に、合格の秘訣や思いなどを聞きました。竹内キャンパスディレクターも、学生の激励に駆けつけました。

 

出席者は以下の方々です。

4年生

●東京都=菅野澄夫

●埼玉県=鍋谷綾子・笹葉弘次・古内彩子・齋藤直人

●千葉県=新藤 霞

教職員

●班目 弘・人間学部心理学科特任教授

●山田喜一・人間学部児童発達学科特任准教授

●太田かほり・同准教授

●竹内秀和キャンパスディレクター

 

 

 プレッシャーに打ち勝つ大変さを体験

 

 ――苦労話を。

1130_toku_01.jpg 菅野 東京都の大学推薦をいただき、面接等に通って合格しました。推薦が通るまでの期間が長かったので、万が一のことを考えて一般の勉強を始めましたが、「落ちたらどうしよう」という不安に加えて実習もあり、色々なことを一度に考えなければいけない時期が1カ月ほどありました。

 実習中に推薦が決まって頭を切り替え、面接の対策やプレゼンできる知識を先生にうかがったり、文献を読んだりして準備しました。一般受験の勉強を始めた時、高校で習っていない分野があり、一からやり直すことはシンドイ作業でした。

 鍋谷 私は埼玉県の大学推薦をいただいた後に面接を受け、埼玉県教育委員会の人事課による教員養成セミナーに入りました。県内の大学の70人枠のうち、文京学院の一枠を私がいただいたのですが、参加者は皆、教職志望者ばかりでしたので、大きな刺激を受けました。小学校での毎週にわたる9カ月間の実習の他、幼稚園、中学校などでの実習、地元の川越を知るためのフィールドワーク、月に1回の講義・講演もありました。来年、教員になるための実践的な勉強が沢山できました。

 その反面、実習中も講演・講義に駆けつけ、日曜日にはフィールドワークもあり、休めませんでした。それぞれ日誌があり、大学の課題の他のプラスアルファをこなすことも大変でした。

 笹葉 埼玉県の大学推薦をいただいたことで1次試験は免除になり、その分楽だったのですが、推薦が決まったのは6月でしたから、結果が出るまでは一般の受験勉強をしました。スタートしたのは2年生の1月からで、情報がないために勉強方法が判らず、「勉強しなければ受からない」というプレッシャーにいつも駆り立てられていたことが一番大変でした。

 推薦が決まってからは、2次の面接の練習を重点的に行い、自分の教育観などを固めることができました。

 古内 私も埼玉県の大学推薦をいただき、1次試験は免除でしたが、私には2歳の娘がいるため、家庭と勉強の両立が死ぬほど辛いことでした(笑)。まだ1歳のころ、夜8時に寝かせつけてはいたのですが、寝てくれないこともあり、真夜中に勉強をスタートすることもしばしばで、体力的にきつかった! 推薦が通り、気持ちがとても楽になりましたが、2次面接に向けて絶対に手は抜けないと、ボランティアとして小学校に通い、校長先生から面接のご指導をいただきましたが、思い起こすと全てが辛かった(笑)!

 太田 次は齋藤さんですが、少し補足を。他の皆さんは推薦で教員採用試験に合格しましたが、齋藤さんは一般で科目受験を突破しました。彼の受験した試験問題の解答をセンターでチェックしたところ、ほとんど正解でした。

 一同 え~っ、すごい!

 齋藤 3年の12月に「ランナー」という教職教養の参考書を買い、最初の1カ月で挫折して(笑)、4年になって改めて始めました。勉強範囲があまりにも広すぎたため、自分の得意なところだけやって、苦手な部分はカットしたところ、試験ではたまたま得意な部分が出たので、多分今ここにいます(笑)。

1130_toku_02.jpg 新藤 千葉県の大学推薦をいただき、1次試験は小論文と集団面接でしたか

ら、その対策をすれば良かったのですが、2次試験の実技がメインになると聞いてからが大変でした。千葉県の実技は、前転・後転・開脚前転・側転などのマット運動があり、私は側転がどうしてもできなかったので、8月に実習に行った小学校の体育館や、趣味でやっている「よさこいソーラン」の練習日に側転の練習をしました(笑)。

 ――そんな学生たちをご覧になった班目先生の思いはいかがでしたか?

 班目 6人全員が苦労していました(笑)。3年の段階で、教職課程センターでは一般教養・教職・数学などの講義を開き、対策を練ってきました。8月1日から特に面接に力を入れ、きめこまやかな指導を開始しました。その学生の良さ・人柄をどのようにPRするか、法規の質問をされた時の対応などに重点を置きました。例えば、「地方公務員法34条はどのようなものか」という質問もあり、これは守秘義務のことなのですが、そういった法規知識が弱かったようです。解らない時は、素直にそう伝えるよう指導しました。

 

 

 

 人との繋がりで自ら成長

 

 ――勉強を通じて良かったこと、楽しかったこと、うれしかったことなどを。

 菅野 一般的に教育実習は2週間ですが、私はより実践的に学びたいと思い、4週間の実習に取り組みました。子どもたちとの関わりの中で、自分自身が自然な形でやり取りできるようになり、実際の面接でもそれらの体験について話すことができました。このような場合はこうすれば良いという対応を実際に学べたことがとても楽しく、実習がとても役に立ち、心の支えにもなりました。

 鍋谷 指にタコができて、手の震えが出て、字がまともに書けなくなるほど論文の練習をしました。一日6千字は書いたと思います。

 その中で一緒に学ぶ友人たちと「魅力ある教師とは?」「授業はどのように行う?」などのテーマで話し合ったことがとても有意義で楽しかった! 普段の

先生方の授業も、違う視点で受けることができて、学びが深まったことが良かったと思います。

 セミナーでは、9カ月間同じ小学校で同じクラスに入り、同じ先生の指導を受けたので、子どもたちや先生との関わりが深まりました。校長先生もおっしゃっていましたが、子どもにとって私は実習生ではなく、先生であることを実感しました。

1130_toku_03.jpg 笹葉 勉強を通して良かったことが2つあります。1つ目は、自分の教育観を確立できたことです。2年生の時に1年間、小学校のボランティアに行き、小学校教員の仕事をある程度把握できました。4年生で1カ月間教育実習に行き、実際に自分で授業を行って、より深くこの仕事を理解できました。2次試験の面接でも、自分がどのような教育をしたいのかを言葉で表わすことができ、その教育観が将来の自分に繋がることを実感できました。

 2つ目は、人との繋がりが強くなったことです。教育は人との繋がりで成り立つと考えているので、実習校でお世話になった先生方だけではなく、私と中学生の弟の共通の担任を通して中学校にも挨拶にうかがいました。先生方に現状を報告するたびにとても喜んでくださることがうれしくて、自分は人に支えられていることを実感しました。4月から教員として頑張る気持ちも強まりました。

 古内 2次試験に向けて、大学で練習すると同時に、ボランティアで3年生から1年半通っている小学校の校長先生に面接練習をお願いしました。さらに、これから受験の実習生と勉強し合ったり、先生方から教えていただいたり、自分から子どもに対する支援方法などを質問する中で、コミュニケーションが取れるようになったことが良かったと思います。

 2次試験前の夏休みは、毎日のようにボランティア先の小学校に通い、プール指導を行ったり、プールの水の塩素を測定し、教員になってから必要なことを体験して実践力がつきました。自分が子どもを産んだことにより、「どんな子どもでも全員が大切。一人ひとりをしっかりと見ることが大事」ということを実感しました。

 合格をセンターの先生方に報告に行った時、先生方全員で拍手して喜んでくださいました。いつも温かい雰囲気で親しみやすく、毎日何回も出入りする度に、「現場の先生だったらこうするんだよ」などと、実際に役立つ沢山のことを教えていただきました。

1130_toku_04.jpg 齋藤 参考書からでも知識を得られたので、それを子どもたちのために役立てる意味で、自分の引き出しが増えて良かったと思います。実習で得たことは、授業や学級経営の際に「どう動けば良いか」「どこにいるべきか」「どういう接し方をすれば良いか」という実践的なことです。

 新藤 2週間の教育実習で、幼稚園や保育園にも行き、どこでも楽しむことができたので、どの教員になってもいいという気持ちがありました。4年の4月から千葉県の小学校でボランティアを始め、週1~2回であっても子どもたちとの関わりが深まっていた時に最後の実習として小学校へ行き、実際に授業を担当して、自分の良さを引き出せるのは小学校であり、自分はやはり小学校教員になりたいという気持ちを再認識しました。

 実習先の先生方、周囲の方々の指導や協力をいただける恵まれた環境にあることを実感し、ありがたさを感じましたが、文京学院で教員になるための勉強をしたことが大元ですので、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

  面接は明るく元気にハキハキと

 

 ――2次面接における自身の売りは何でしたか?

 菅野 指導案を面接前に提出し、面接ではそれを見ながら授業の展開の仕方などの質問を受ける形でした。指導案で他と差がつくことはあまりないので工夫し、実習で行った実践的な内容を入れたことが良かったと思います。面接では「あなたはどのような人間ですか?」と聞かれ、中学校でテニスをしていた話をしましたが、話題がそこから離れずに、テニス部部長時代の苦労話などに集中したことは意外でした。「それが今に生かされていますか?」という質問に繋がり、過去の自分にも詳しく触れたことが、自己PRになったように思います。

1130_toku_05.jpg 鍋谷 私は集団面接を受けましたが、「1分間の自己PR」がありました。福島からふじみ野市に避難してきた子どもたちの勉強のサポート、児童館でのボランティア、大学で学んだ手話、オープンキャンパス実行委員会での活動について話しました。

 笹葉 私も1分間面接で、大学で学んだことなどを話しましたが、その内容よりも、自分の明るさや熱心さを話し方の中で表現できたことが評価されたように思います。性格の良さが滲み出たかもしれません(笑)。

 古内 先生方から「面接は第一印象で決まる」という教えをいただいたので、とにかく目力と、あり得ない笑顔で臨みました(笑)。

 齋藤 5人で集団面接を受けましたが、自分以外は大学院卒で色々自己PRを上手にしていましたが、自分はそれができなくて「元気が取り柄です」と言ったのが、目立ったのかもしれません(笑)。

 新藤 先生方から「明るく元気に笑顔でハキハキと」とアドバイスいただいたので、それを実践しました(笑)。中学時代の三者面談でも「新藤さんは人柄は良いのですけどね」と言われ続けてきましたが(笑)、そうすると反対に「自分の良さは何だろう?」「この経験がどう繋がっているのだろう?」などを考えるようになりました。実習先の主任から「自分の良さが教育にどのように繋がっていくのかまでを言えると、良い自己PRになる」とアドバイスをいただいて25分間の個人面接に臨み、「これはもらった!」と思いました(笑)。

 

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 ――先生方からどのようなアドバイスをなさいましたか? また思いなどを。

 

 山田 学生の動きを知りたいため、できるだけ馴れ馴れしく接しているんです(笑)。学生たちの要望を聞こうといつも思っていますので、本音で色々訴えてくれたことを、こちらがきちんとフィードバックしたいと考えています。教育採用試験を乗り切るには、明るさとパワーが必要ですから、学生の人柄をよく見ながら、個々に合ったアドバイスをしています。教職課程センターへ出入りしやすいムード作りにも心がけています。

 

 

 

1130_toku_07.jpg  太田 古内さんが3年生の時に廊下で声をかけてくれて、最初からそのオーラをすごいと思っていました。古内さんを中心として皆さんがここに集まり、友だち関係を深め、「絶対に小学校教員になる!」という思いで努力する姿に感動しました。もしかするとひとりでは駄目だったかもしれない。この仲間があって切磋琢磨し合い、メキメキと成長する様子を間近で見られたこと、皆さんに巡り会えたことは幸せでした。

 

 

 

 

 

 

 子どもとの信頼関係が何よりも大切

 

 ――今後の課題・抱負を。

 菅野 実習では2年生を担当しました。全学年見ましたが、長い時間ではないので、その穴を埋める必要があると思い、教員の叔父の学校で公開授業がある時や、実習校でも時々授業を見学させていただき、知識や授業方法などを学んでいます。実習中は現場の体験をすることを第一に考えましたが、これからは教員として授業の研究も必要です。東京では1年次に多くの研修があり、かなりハードであるとお聞きしていますが、その間に自分を磨きたいと思います。

 鍋谷 実際に教員としてやっていけるかどうかの不安を抱えていた時に、実習先の先生から「先生が不安がっていたら、子どもはどうする? 親もそんな先生には子どもを預けたくない。もっと堂々としなさい」と言われ、その通りだと思いました。

 5~6年生になると子どもたちの教科への理解力に差が出てきます。今も小学校にボランティアで行っていますが、1対1で子どもたちに関われることから、何につまずいているのかが判り、指導方法を考えますので、教員としての学びをさらに積んでいきたいと思います。

 笹葉 実習では6年生を担当しましたが、算数に大きな開きが出ていました。担任と、算数のスペシャリストといわれる先生の授業の両方を見て、自分はスペシャリストの授業が解ると思ったのですが、子どもたちによると担任の授業の方が解りやすいということでした。その違いを考えた時、子どもと信頼関係を築いていると、授業を解ろうとしてくれるということに気づきました。

 自分は学習指導には今不安がありますが、生活指導や子どもとの関係を築くことには自信があるので、その部分から学習指導に繋げていけると良いと考えています。

1130_toku_08.jpg 古内 1年~2年次に塾講師をしていたので、合格した時に塾長に挨拶にうかがい、「保護者から信頼されるには、学力をしっかりとつけなければいけない。国語と算数は基礎なので、きちんと教えられる先生になりなさい。1年生から6年生までの教科書を全部買って、目次から端から端まで全部読みなさい。それにより、例えば6年でつまずいている子をみつけた時、何年生の何が解っていないということがよく解るのでフォローができる」とアドバイスいただきました。まだ買っていないので、今年中に買います(笑)。

 齋藤 教科で苦手な部分をパスしたままなので(笑)、その部分の知識を詰めないと、教えることはできません。ですから、これからが勝負だと思っています。実技の鉄棒は得意なので問題なかったのですが、ピアノを1カ所間違えてしまい、上手に弾けるようになることもまた課題です。

 新藤 私も塾講師をしていますが、小学校の時は理科と算数が嫌いでした。算数はまだ解き方などがありますが、理科や社会は覚えることが多くて、ただ受けているだけでは眠くなりますから、いかに私自身が楽しんで、子どもたちにも楽しんでもらうか、自分なりの指導方法を確立することが課題です。

 

 

 一人ひとりの大切な子どもたちに「愛語」を

 

――先生方からひとことお願いします。

1130_toku_09.jpg 班目 指導技術を何でカバーするのかは、教材研究だと思います。学習の目当てをしっかりと理解して、教壇に立つことが大事です。

 「子どもを好きになる」「子どもから好かれる」ということが子どもと信頼関係を築く上でのベースですから「学級経営」を大事にすれば、指導技術も上がると思います。「一緒にやろうね」という姿勢が大切ではないでしょうか。

 山田 3年の前期に社会科概論を教えた時、終了後に質問をしてくるのはこのメンバーで(笑)、大変食いつきが良かったです。授業の内容ではなく、「何か一言言ってやろう」という気持ちがありありで(笑)、それが合格に繋がったと思います。

 太田 3年生前期に50人ほどを対象に国語概論を教えましたが、本当に真面目でした。菅野さんに質問すればいつも正解。漢字も正確に答えてくれましたね(笑)。提出物も一字一句をきちんと書ける基礎ができた人たちであったと思います。さらに人と関わることで花開いた印象があり、刺激し合う皆さんの姿は感動的でした。

1130_toku_10.jpg 竹内 違う仕事に取り掛かっていたのですが、皆さんの取材があるということでぜひ聞きたくて飛んできました(笑)。企業に入ると長期の研修があり、一人前になるのはまだ先なのですが、皆さんの場合はすぐに授業を持つわけです。すると子どもたちはその背中を見て学び育つのですから、中途半端なことはできません。沢山の実習を積んできた皆さんの顔も話も、自信に満ち溢れて実にしっかりとしているので、大変驚かされました。皆さんは文京学院の顔であり、誇りでもあるのですから、皆さんがやってきたことを、ぜひ後輩たちに伝えてほしいと思います。

 班目 「明るく元気にできなければ教員は駄目だ!」といつも言っています。実は私にも基本があり、道元禅僧の言葉で「愛語能く廻天の力あることを学すべきなり」ですが、それは「心の通った一言は、人の心を動かし、人生さえも左右してしまうほどの偉大な力を持つ」という意味です。皆さん、「愛語」を沢山持ってください。今日のことを思い出して、心の糧にしていただければと思います。

 

 

 

 心に刻み込まれる話をしてくれた4年生は、全員「教員になりたくて、文京学院に入学した学生たち」です。なお、ふじみ野キャンパスでは以下の卒業生6人が、小学校教員採用試験に合格しました。

 

 

昨年度卒業生【小学校】児童発達学科卒

●東京都=佐々木 綾子

●埼玉県=五十嵐 藍

     小鮒 瑞貴

●千葉県=山口 慶太

 

同【高等学校・公民】共生社会学科卒

●神奈川県=安東 拓真(高等学科)

 

平成22年度卒業生【小学校】心理学科卒

●埼玉県=大塚 信

 

 

  本郷キャンパスの石川さんも合格

 

 本郷キャンパスでは、石川未来さん(外国語学部4年)が千葉県の私立中高一貫校に採用が決まりました。石川さんは「新・文明の旅」プログラム学生実行委員長として活躍し、多忙な中で教員採用試験を突破。以下、石川さんのお話です。

 

1130_toku_11.jpg 私は英語専門教養が苦手で、教員採用試験の勉強を続ける中で、勉強しなければいけないことは解っていても、家ではなかなか勉強できませんでした。そんな状態の中で、春休みには隅田朗彦先生が専門教養講座を開いてくださり、内定先の模擬授業の前には野口由雄先生、ゼミナールの渡邉寛治先生に指導案や授業をご指導いただきました。高木克先生が、マンツーマンで「心理学」や「教育原理」を教えてくださるなど、本郷教職課程センター(小泉博明センター長)の先生方には大変お世話になりました。

 教育実習で実際の現場に立ち、生徒と触れ合う中で「本当に教員になりたい!」とモチベーションが上がりました。ただ、ひとりの生徒に関わると、周囲が見えないという自分の視野の狭さや、英語の専門知識の力不足を感じました。実習中は、指導の先生方の補佐を期待できますが、実際に自分が教員として教壇に立つ時は、ひとりで対処しなければならない訳ですから、今後の課題としてこれらに取り組んでいきたいと思います。