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2018年7月7日(土)ふじみ野キャンパス吹奏楽部JBBの演奏会を取材しました!【ふじみ野キャンパス:学生記者】

大学2018.07.17

 7月7日(土)に「特別養護老人ホーム陽光園」でふじみ野キャンパス吹奏楽部JBBによる演奏会が行われました。JBBには吹奏楽経験者が多く所属しており、今回の様な演奏会の依頼があるとメンバーの中から参加できる人が行って演奏を行います。また、JBBには所属していないけれどもボランティアで参加してくれる人もいます。今回の演奏会には4年生3人と1年生2人が参加しました。

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 ▲音出しの様子


 陽光園について控室に案内されると、準備をしながら音出しを行っていました。緊張すると言いながらも和やかなムードで音を合わせ、進行や曲順・音のタイミングなどを確認しています。それぞれ気になる所の最終確認を行ってから演奏会に向かいます。

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▲演奏会の様子(右からフルート、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ)


 会場であるエントランスには七夕の飾りが施され、中央の柱には大きな一本の竹に利用者さんの願いが書かれた短冊が沢山下がっていました。

 演奏会が始まり、一曲目はドラえもんの主題歌『夢をかなえてドラえもん』を全員で演奏、曲自体はそこまで古くないのでもしかしたら知らないかもしれないけれど、ドラえもんという作品は知っているのかなといった感じの反応。一つ一つ楽器の紹介をしながらどんな音を奏でるのかを聞いてもらい次の曲へ。二曲目は『アメイジング・グレイス』をフルートとチューバで演奏。三曲目は『花は咲く』震災があって作られた曲であることを紹介しつつ演奏していました。

 三曲目の演奏が終わると一度休憩を挟み、見ている利用者さんたちも飲み物を飲みながら休憩。

 後半の一曲目は『ディズニーメドレー』、二曲目は童謡の『海』、三曲目も童謡で『ふるさと』を演奏。曲に合わせて小さく頭を揺らしている人や、手でリズムを取る人もいました。童謡など利用者さんも知っているような曲は一緒に口ずさむ人もおり、楽しんで聞いてくれているようでした。また、職員さんの話しでは涙ぐんで聞いていた方もいたようです。部屋からこちらの様子をうかがっている職員の方もおり、エントランスまで来て演奏を聴くことが出来ない利用者の方もいるのだと気付きました。演奏者の姿は見えなくても音は施設内に届いていたと思います。楽しんで頂けたでしょうか。

 全六曲の演奏が終わると利用者さんたちからアンコールがあり、『たなばたさま』を演奏しました。利用者さんも歌詞を見ながら一緒に歌ってくれました。曲によってユーフォニアムを演奏していた学生がキーボードの演奏も行っていました。

 学生が用意した歌詞カードは少し字が小さかったため利用者さんには見にくかったようで、少し反省。この反省は今後の活動に活かしていけたらと思います。利用者さんに楽しんでもらうだけではなく、私たちの学ぶ機会にもなっていると感じます。

 


◆取材・記事執筆  児童発達学科4年 安野 隆史