東京国立博物館
東京国立博物館(とうきょうこくりつはくぶつかん)
東京国立博物館は、日本で最も長い歴史を持つ最大規模の博物館で、上野恩賜公園内に位置している。1872年に創設され、日本やアジア諸国の文化財を中心に12万件以上を所蔵している。館内は日本美術を扱う本館、アジア美術を紹介する東洋館、特別展を行う平成館などから成り、国宝や重要文化財も数多く展示されている。
同館は、考古学・美術・工芸・書跡など幅広い分野の資料を公開し、研究や教育活動にも力を注いでいる。東博コレクション(常設展)に加え、時期ごとに特別展も開催され、国内外から多くの来館者を集めている。
【建物と人の物語】
ジョサイア・コンドル:上野の博物館建設予定地では、1877年に第1回内国勧業博覧会が開催され、いくつかの展示施設が設置された。移転にあたり、新しい本館の建設が計画され、その設計をゆだねられたのがイギリス人の建築家ジョサイア・コンドルである。来日して間もないコンドルは、東洋的な印象を与える建築とするため、その設計にイスラーム様式を採用し、レンガや石材を用いて、玄関や窓には特徴的な尖頭アーチを、正面には双頭ドームを配した。1881年に完成した本館は、当時の欧米各国に建てられた博物館と比べても遜色のない規模になった。ジョサイア・コンドル設計の本館は、関東大震災により玄関部分が崩落したため、取り壊されることになった。
森鴎外:陸軍軍医総監であり、作家として著名であった森鴎外は、1917年12月に帝室博物館総長兼図書頭に就任し、1922年に死去するまでその職にあった。森は、展示形態の改革、正倉院拝観資格の拡大、館蔵の古典籍の解決執筆など、博物館の運営に関するいくつかの課題の改善を実現するとともに、当時問題となっていた上野公園の移管などにも、管理者である帝室博物館の立場から解決に取り組んだ。課題を整理した自筆の手稿が同館の公文書の中に残されている。
【住所】
東京都台東区上野公園13-9
【URL】
東京国立博物館 – Tokyo National Museum (tnm.jp)
【アクセス】
JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分
台東区循環バス「東西めぐりん」で「上野駅入谷口」もしくは「JR上野駅公園口」バス停から「上野公園経由・三崎坂往復ルート」のバスに乗車し、「東京国立博物館前」バス停下車
【開館日】
9:30~17:00
毎週金・土曜日、および、翌月曜日が祝・休日の場合の日曜日は9時30分~20時00分
2026年1月1日(木・祝)は13時00分~17時00分
(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】
月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
年末年始、その他臨時休館・臨時開館あり。
【料金】
一般1000円
大学生500円
【時代・年代】
1872(明治5)年
【映画の撮影】
→古代ギリシャの神殿として登場。
フジテレビ連続ドラマ『リーガルハイ』(2012)
→九条館にて撮影された。
【参考文献】
吉川道郎, 2022, 『ミュージアムヒストリー東京国立博物館ー150年のあゆみー』吉川弘文館.











