国際交流センター

留学体験談

【カナダ】トンプソンリバーズ大学 フィールドワークレポート①

留学先    :Tompson Rivers University
学部・学科  :人間学部 心理学科
留学期間   :2020年2月22日~3月13日           
氏名・学年   : S・K さん(留学時:2年生)


1.三日坊主からの脱却

 
 私はこの短期留学を通して変わったことがある。
 1つ目は勉強意欲である。留学に行く前は英語の勉強にしても長続きせずに三日坊主で終わることが多かった。留学直前になっても心のどこかでどうにかなるだろうという気持ちがあり、中々机に向かうことができなかった。留学先では先生方や友人、ホストファミリーの助けもあり何事もなく過ごすことができた。
 しかし、英語の学習を疎かにしてしまったせいでホストファミリーやルームメイト、TRUの先生方の言っていることが分からない、聞き取れても答えを返すのがやっとだった。家では助けてもらうことが多く,私が彼らについて質問するとたくさんのことを教えてくれた。ルームメイトとはトランプをして遊んだ。学校でも家でも楽しいことは楽しいのだが、分からないことに歯がゆい気持ちもあった。
 留学後半になって聞き取れるようになったとしても,なかなか自分の気持ちを言葉にして伝えることができず悔しい思いをした。某テレビ番組ではお笑い芸人が外国でミッション達成のために外国人に英語で話しかけるコーナーがあるが、私は留学に行く前大爆笑で見ていた。しかし実際に自分がその立場に立ってみると、大変さを理解でき芸人がどれだけ凄いのか分かった。芸人は躊躇うことなく滅茶苦茶な英語で外国人に話しかけ答えにたどり着いている。私はスマホの翻訳機に頼ってばかりで自分の言葉では話すことができなかった。私と芸人は伝えたい、分かりたい気持ちは同じであるが、実際に伝えるのか否かでミッションや留学を終えた時の達成感にも大きな違いがあった。
 カナダから帰ってきてからは、いつもは三日坊主で終わっていた英語の勉強を毎日続けることができている。時々疲れて何もせずに眠ってしまいそうになっても、留学中の悔しい気持ちを思い出して机に向かうようになった。まだ英語で伝えることは難しいけれど,ホストファミリーやルームメイトと再会する機会があったら前よりも気持ちを伝え,相手のことを理解できるようになりたいと思った。

2.とりあえずやってみる

 
 2つ目は挑戦するようになったことである。留学には1年生の頃から行こうか迷っていたが,結局勇気が出ずに今年最後のチャンスだと思い参加することになった。行くと決めて留学の紙を提出してしまえば用紙にサインをするだけだったと思えるが、サインをする前は心配事が多かった。英語もそうだが会ったこともない人の家に3週間も泊まること、TRUに行くまでのバスのこと、日本とは天気など考え出すと不安は止まらなかった。しかし、学校の勉強や留学の提出書類とやることが多くなり不安になっている暇がなくなった。留学が始まったら不安だったことは消えていた。
 留学先の授業ではドリームキャッチャーを作った。小中学校の時1番苦手な教科が図工だったのでカリキュラムを見た際には身構えた。当日、どうせできないだろうと思っていたが作ってみると楽しいし意外にも綺麗に作ることができた。他にも授業でホースセラピーの行われている場に行った。アニマルセラピーは聞いたことがあったが、私自身動物が好きではないので詳しくは調べたことがなかった。セラピーをやっている人に話を聞いてみると、様々な所に効果があることが分かりそれに興味を持つことができた。この他にも留学中に似たようなことが沢山あった。
 不安だから、苦手だから、好きじゃないからという理由で今まで興味を持たないようにして遠ざけてきた。でも、やってみると多くのことは何てことなくて楽しいし、面白いのに遠ざけてきたのが勿体ないなと思った。英語に関しても同じことが言える。分からないから、自信がないからと話すことから逃げていては上手にならず、伝えることも相手の考えを理解することもできない。これからはやらない理由を探すのではなく、考え込んでしまう前にとりあえずやってみて挑戦することから逃げないようにしたい。

3.自分を変えた3週間

 20年生きてきて変わることがなかったのに、たった3週間のうちに2つも変化があったことに自分でも驚いていた。やらなきゃと思っていたら1日が終わっていたのに今では英語の勉強をすることが当たり前になって、物事に関して食わず嫌いがなくなっている。今までは変わりたいと思っていてもやり方やきっかけが掴めず焦りや悔しさが募るばかりで、自分を否定することが多かった。このまま自分の嫌な所に向き合わなければこの先も逃げてしまうのではないか、私には公認心理師になるという目標があるがこの職に就いたときに支援を必要とする人のことを理解することができるのかと疑問が浮かんでいた。
 この留学がこの否定的な考えを変えるチャンスだと思い申込書を提出した。結果、今回の留学を通して自分に少し自信がついた。やればできるじゃないかと思えたのだ。これが3週間の中で1番の変化であり大切な経験である。この変化を忘れないようにして自分の目標に向かって頑張っていきたい。