国際交流センター

留学体験談

GCI語学・異文化理解留学プログラム(タイコース)報告No.1

GCI語学・異文化理解留学タイコースが、8月16日~9月14日の日程で開始されました。このコースでは、参加学生10名がバンコクのタマサート大学を拠点として英語の学習やタイ文化学習、更に現地の日系企業訪問を行います。

 

第1日目

8月16日(土)

 

集合時間のかなり前から学生は成田空港に到着。多くのご父母が出発まで見送りにいらっしゃいました。

 

 

(出発直前、成田空港にて)

 

搭乗機は予定通りにバンコク・スワンナプーム国際空港に到着。本学のバンコク連絡員である藤井さんの出迎えを受け、専用バスにて留学期間中の宿舎である「3J Court」に深夜0時に着きました。

 

3J Courtは6棟・500室からなり、600人以上が滞在する大規模なサービスアパートメントです。滞在者の多くはタマサート大学の留学生とタイ人学生であり、敷地内に郵便局、洗濯屋、食堂、24時間営業のカフェ、ジムが設置されており、さらに隣接してセブンイレブンと多数の屋台もあり長期滞在者にとって非常に便利な宿舎です。タマサート大学までは徒歩とフェリーで15分程度であり、この点も学生には大きなプラスです。

 


第2日目

8月17日(日)

 

今日は1ヶ月の滞在に必要な日用品を買い揃えたり、タマサート大学の制服などを準備しました。

 

まずは下見を兼ねてタマサート大学へ。日曜日なので、卒業式の正装をした学生が写真撮影のためにチラホラ。

 

(キャンパス内のコーヒーショップで昼食)

 

その後、日曜日営業のブックストアで制服を調達。タイでは、制服着用を推奨する大学が多く、タマサート大学もその1つです。男子学生は黒いズボンに白いYシャツ、女子学生は紺色のスカートに半袖のシャツが基本パターンで、各大学の特徴はシャツに付けるバッチやベルトのバックルであらわれます。費用は、一式で男女とも600バーツから700バーツ(2,000円程度)と高価ではありません。

 

その後、日用品を揃えるために、水上バスを利用してサパーンタクシンのロビンソンデパートへ。上層階にはPowerBuy(タイ最大の家電量販店)も入っています。学生は、食器、ゴミ箱、タオル、ティッシュペーパー、ドライヤーや湯沸かし器などを購入しました。ここではプリペイドSIMカード(150円程度)も購入し、学生は携帯電話で互いに連絡し合えるようになりました。

 

その後、高架鉄道BTSに乗り、数年前に出来たばかりのショッピングモール「ターミナル21」に出掛けて、各自ショッピングと夕食をとりました。

 

(ショッピングモール「ターミナル21」にて)

 

帰りは3台のタクシーに分乗して宿舎まで。ここで学生は、タクシーというバンコク滞在において必須の交通手段を早くも経験したことになります。幾つかの「コツ」さえ守れば、バンコクでのタクシー利用は、非常に安価で安全で便利な交通手段です。タクシー分乗中も、配布したばかりの携帯電話で連絡を取りながら、無事を確認。携帯電話の利便性が早くも発揮されました。宿舎に戻ってからの学生の感想は、「タクシーは安くて便利」。

 

実は、翌日のタマサート大学のオリエンテーションで、タクシーを安全に利用する「コツ」として、「乗車したら誰かに電話する」というアドバイスをタマサート大学のKen教授から頂きました。学生は図らずもこのコツを実践していたことになります。

 


第3日目

8月18日(月)

 

今日はタマサート大学におけるプログラム初日であり、宿舎ロビーに朝8:20集合。全員が昨日購入したばかりの制服で登場しました。

 

(タマサート大学によるオリエンテーションの様子 -1)

 

(タマサート大学によるオリエンテーションの様子 -2)

 

(これから通う校舎の前で)

 

オリエンテーションには、学部長の他、このプログラムに関わる3名の教員と2名の職員が出席されました。ここではタマサート大学のID発行、キャンパス内のWi-Fi利用登録や、担当教員からのコース概要・スケジュール説明、キャンパス生活やタイでの暮らしについての説明等がありました。

 

約1時間半のオリエンテーション終了後、学生からキャンパスツアーをKen教授にお願いしたところ快くお引き受け頂きました。講義室、学食、図書館、保健センター、ジムなどを30分ほど掛けて回りました。

 

(キャンパスツアーの様子 -1)

 

(キャンパスツアーの様子 -2)

 

なお、心配されていたバンコクの治安ですが、3月の下見時点では主要交差点にいた軍隊の姿が現在は全く見えません。改めて指摘されなければクーデターが起こっているということを忘れてしまうほど、街は落ち着いています。あまりにも平穏な日常生活が送られているため、治安について考えるきっかけさえ無いのが、バンコクの真の現状だと言えるかもしれません。