国際交流センター

留学体験談

【韓国】光云大学 2025交換留学体験記レポート②

【留学先】 韓国・ソウル 光云大学
【学 部】 外国語学部
【期 間】 2025年2月~6月
【氏 名】 K・Mさん(留学時:4年生)


今回の留学での1番の目標は、新しい挑戦を避けてきた自分を変えることでした。これまでの私は、知らないことや初めての環境に飛び込むことを恐れて行動に移せないことが多くありました。この留学が始まってからは、言語の壁や文化の違いに戸惑いながらも自分から声をかけて友達を作ってみたり、授業で分からないことがあった時はそのままにするのではなく言語が完璧でない中でも教授に質問しに行ったり、学内を探索して居心地の良い場所を見つけてみたりと今までの自分なら避けていたことにも挑戦するよう心がけました。何より、この留学に参加するにあたって、応援してくれた友人や金銭的な支援をしてくれた家族のことを考えると、限られた時間の中で少しでも多くの経験をし、変化した自分の姿を見せたいという気持ちが常にありました。大学生活以外では、週末に1人で出かけてみたりSNSで気になる場所を見つけて訪れてみたりと充実した毎日を過ごす中で、自分の中で少しずつ変化を感じることができました。

私が留学を開始する数ヶ月前から韓国では政治的に不安定な問題が続いており、現地の治安や社会情勢への懸念もありました。また、日本人である私に対して現地の人たちがどのような視線を向けてくるのかという恐怖もありました。しかし、実際に生活を始めてみるとそんな不安が全く必要なかったと思うほど多くの人が親切に接してくれました。英語の授業で同じグループになった現地の学生たちは、私が日本人だということを伝えると日本について質問してくれたり、日本旅行に行った時の話を聞かせてくれたりしました。日本の若者がよく使う言葉は何か、おすすめの日本の曲はあるか、旅行に行くならどこがおすすめか等、日本に対して強く関心を持ってくれることが嬉しかったです。また、隣の席になった韓国人のある学生が、私と日本語で会話をしたいから日本語の勉強を始めたと言ってきてくれたことが強く印象に残っています。日本人であることをきっかけに交流が生まれることに喜びを感じました。

授業は、留学生用の韓国語の講義が週2コマずつ3教科と、同じく週2コマの英語の授業が1つありました。韓国語の授業は、内容は全て韓国語のため最初は教授の言っていることを聞き取れるのか不安でしたが、簡単な表現を使ってゆっくり話してくださるので理解することができました。教材には、日常会話では使う機会のない難しい単語が頻繁に出てくるため予習復習は必須でした。日を重ねるごとに韓国語の文章をスムーズに読むことができるようになり、韓国語の語彙が増えているのを実感しました。英語の授業では、主に教科書の題材について隣の席の人と自分の意見を共有したり、協力して教科書の問題を解いたりしました。 韓国の学生は、難しい表現や単語を知っている人が多く、語彙力の高さに驚きました。

この留学を通して、言語を勉強することの楽しさを改めて感じました。韓国での生活が始まって間もないころは、ご飯屋さんに行った時に店員さんに要望を伝えるのも困難で、本当に数ヶ月間も生活をしていけるのか不安になりました。しかし日が経つにつれて、現地の方に突然韓国語で話かけられても戸惑わず受け答えができるようになり、韓国人の友達と翻訳機なしで会話をできるようにもなりました。自分の語学が上達するのを実感し、これらの経験が大きな自信に繋がりました。 不安がたくさんある中でも自分なりに一歩を踏み出し、新しい挑戦をしていく中で自分自身の変化を実感できたことは、人生の中で貴重な経験になったと思います。

実際に韓国の文化や人柄に触れて、また住みたいと思うほど韓国への関心がさらに深まりました。これからは、大学を卒業するまでにTOPIK6級を取得し、韓国で働くことを目標に韓国語の勉強を継続したいと思います。

最後に、留学にいくことを快く受け入れてくれた家族や留学中の私に会いに韓国へ遊びにきてくれた友人、同じ交換留学に参加し、4ヶ月間一緒に生活をした先輩や韓国で関わった全ての人に心から感謝の気持ちを伝えたいです。