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留学体験談

【オーストラリア】スインバン工科大学2024 短期語学留学中間レポート②

【留学先】  スインバン工科大学
【学 部】  外国語学部
【期 間】  2024年8月24日~12月15日           

【氏 名】  Y・Kさん(留学時:3年生)


メルボルンでの4か月間の留学は、語学力の向上だけでなく、異文化理解や自己成長にもつながる貴重な経験となりました。このプログラムに参加できてよかったと心から思います。

留学中、毎日のように英語を使用する環境に身を置いたことで、英語力が飛躍的に向上したと感じます。授業ではエッセイの書き方やプレゼンテーションのスキルを磨く機会が豊富にありました。特にプレゼンテーション発表では、自分たちで1から質問を考え、他クラスの生徒にインタビューをしたり、構成や発表の仕方を考えたりと短い期間で行わなければいけなかったので非常に大変でした。グループプレゼンテーションだったのですが、意見を出し合い、まとめるということが母国語ですら大変であるのにそれを英語を使ってコミュニケーションを取るので非常に苦労しました。クラス全員が英語を第二言語としている生徒だったので相手に上手く伝わらないとき、翻訳機を使うのではく自分のボキャブラリーをフル活用して相手に伝えようとする環境が自分の英語力向上に繋がっただけでなく、話すことへの抵抗感を減少させたと考えます。また、現地の学生やホストファミリーとの会話を通じて、この表現は英語でどのように表すのかなと考え、調べたり映画やドラマを見るときは日本語ではなく英語字幕を使用したりすることで毎日新しいことを学べる環境作りができていたのかなと思います。そのため最初は字幕なしで映画を観ると全く内容が分からなかったのですが、最後のほうは字幕なしでも内容がスムーズに理解できるようになりホストファミリーと一緒に映画を楽しむことができるようになったのでとても嬉しいです。

留学先をオーストラリアにしてよかったなと思ったところは多文化的な都市であり、多様なバックグラウンドを持つ人々と接する機会がたくさんあることです。町を歩いていても様々な国籍の人たちが生活しており、レストランもアジア料理からグリーク料理などほぼすべての国の料理がそろっているのではと思うくらい豊富な種類がありました。多国籍な国だったからこそ、馴染みやすかったし自分の英語にも自信をもって話すことができました。日本にいる頃は完璧な文法やアクセントで話さなければいけないという謎のプレッシャーのようなものを感じていましたが、メルボルンで過ごしているときはみんなが違うアクセントで英語を話していたので、アクセントよりも伝えることが大事であるということに気づきました。そのため日本にいる時よりも自信をもって会話することができるようになったと感じますまた、現地のカフェ文化やスポーツイベントに参加することで、オーストラリア独自のライフスタイルを経験できたので非常に良かったです。

留学生活では、自分自身で問題を解決する力が求められる場面が多くありました。公共交通機関の使い方や買い物の際の交渉など、日常的なタスクを自分でこなすことで、自信がつきました。メルボルンは交通機関がよく遅延や停止をするのですが、日本と違ってなぜ止まっているのかや今何が起きているのかなどの情報が即時に更新されないのでどうすればよいのかわからなくて大変でした。特に電車に1時間閉じ込められたときは本当に泣きそうでした。なぜ電車が動かないのかという原因もいつ動くのかも分からず、今まで電車に長時間閉じ込められるという経験をしたことがなかったので異国でこのようなトラブルに巻き込まれていい思い出になりました。このように困難や挫折を乗り越える過程で、忍耐力や柔軟性も身につけることができました。

4か月間のメルボルン留学を通じて、英語力の向上、異文化理解の深化、そして自己成長を実現することができました。この経験は、単なる語学力の向上にとどまらず、将来にわたる自己啓発の基盤となるものだと考えます。新たな挑戦に取り組む勇気や、多様性を受け入れる姿勢を身につけた今、これからも自分を高めていく努力を続けたいと思います。

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