国際交流センター

留学体験談

【アメリカ】デラウェア大学 長期留学レポート①

【留学先】  University of Delaware
【学 部】  外国語学部 国際教養コミュニケーション専攻   
【期 間】  2022年8月23日~12月18日           

【氏 名】  M・Sさん(留学時:2年生)


留学生活を終え、帰国してから一週間と数日経ちました。想像通り、日本とアメリカでの生活は大きく違い、感じる事も様々あります。留学生活の中で私自身を大きく変えたと思うことは多々あります。私は留学中に多くの挑戦をしました。具体的には、部活に参加して新しい環境に身を置く、行事でパフォーマンスをする、積極的に人に話しかける等です。日本では緊張や恥ずかしさから出来なかったことに自ら進んで挑戦することが出来ました。学校の教室内でクラスメイトと仲を深めることも大切ですが、自ら新しいことに挑戦して、全く新しいコミュニティを作っていくことも大切です。そのおかげでより多くの人と話すことが出来たり、パフォーマンス後には観客の人たちから声をかけてもらったりと、人の温かみを感じることが出来ました。他者にも気軽に話かけることが出来る環境があり、人の才能を快く受け入れ、立場・年齢関係なく称賛してくれるというのは日本とは違った文化だと感じました。そのような環境があるからこそ挑戦することに対して、恐怖心や、恥ずかしさは感じませんでした。
ただ一つ気がかりな事は、日本でそれが出来るのかです。数日前、私は都内で行われている国際交流会に一人で参加したのですが、少しだけ違和感を覚えました。英語力は留学を通して身についたと思い、コミュニケーションをとるのに難しさは感じなかったのですが、日本人率が多かったからか、一番初めに話しかけるとき少し緊張しました。日本とアメリカという国名にとらわれすぎているのかもしれませんが、やはり、日本にいると感覚が日本人に戻ってきてしまいます。ですが、今後の学校生活や、日常生活でどれだけ自分をさらけ出して、周りに影響されることなく挑戦し続けられるかは私自身の大きな課題だと思います。他人の評価は気にしすぎず、自分のやりたいことに前向きに取り組めるように頑張っていきたいです。

様々な挑戦を通して学んだことは、“少し勇気を出す”ことです。何事も新しいことに挑戦するときは周りの目が気になったり、失敗したときのことを想像したりしてしまい、消極的になってしまいます。ですがそんな時私は、『この瞬間は“今”しかない』と考えるようになりました。緊張しているときや物事に挑戦しようとしているときでさえも一瞬で終わってしまい、その先にある達成感や、貴重な出会いに気づけなくなってしまうかもしれません。少しだけ勇気を出すことで、今までに感じたことのない自分の可能性に気づき、周りから認めてもらえる機会があると考えたら、挑戦し続けた方が人生そのものを楽しめる気がして前向きになれます。改めて学んだことを簡単に言うと、『自分に自信を持つことが出来るようになった。』ことと、『挑戦することへの意義を見出せた』ことです。本当に留学に参加してよかったと思います。