国際交流センター

留学体験談

【オーストラリア】サザンクロス大学 短期留学レポート②

【留学先】   Southern Cross University (SCU)
【学 部】   外国語学部 英語コミュニケーション学科 国際ビジネスコミュニケーション専攻   
【期 間】   2022年8月6日~9月10日           

【氏 名】   A・Hさん(留学時:2年生)


   私は学生のうちに留学を体験したくてこの大学に入学を決めたほど、高校生の頃から留学を夢見ていました。しかし、新型コロナウイルスが流行したことで1年生での留学の夢が叶わず、自分の大学入学時の夢をあきらめなくてはいけないのかと考えていたところ、2年生の夏に留学の案内が出せるという噂を友人から聞き今回の短期留学の参加を決意しました。

   留学へ行く前には様々な目標をあらかじめ立ててオーストラリアへ向かいました。目標は大きく分けて3つあり、1つ目は日本にいるときと同じような生活を送らない、2つ目はオーストラリアと日本の違いを見つける、3つ目は自分から挨拶をするというものでした。今回の留学は私にとって初めての留学であり、なおかつ初めての渡航でした。今まで海外の情報は友人から聞いた体験談や、SNSで見るまとめられたショートビデオだったりと自分がじかに体験して得たものではなかったので、5週間という短い期間でいかにオーストラリアならではの習慣や言い回しなどを習得できるか沢山考えてから渡豪をしました。

   今回の留学では5週間ホームステイでスコットランド人のお母さんと2人の女の子、2匹の犬と1匹の猫が住む家に住まわせてもらいました。また、4週間は別大学の日本人と一緒に住んでいました。ホストマザーの方は20年前にオーストラリアに移住してきたこともあり、オーストラリア人の英語のスピードが速いことを実感したため、聞き返したりしてもなるべくゆっくり話してくれたりしたのですが、子供たちの話すスピードはとても速く一発では聞き取れないことがほとんどでした。最初の方はホストマザーの助けをもらいながら会話をしていたのですが、だんだんとホストマザーを通さなくても少しずつ会話を理解できるようになってきてみんなでかくれんぼをしたりネットボールというバスケットボールのような競技を教えてもらったりしました。

   サザンクロス大学では同じプログラムに海外の人が全くいなかったため授業のクラスは全員が日本人でした。基本的な授業内容は外国語学部で行われているCommunicative Englishと似たようなものでwritingreadingの授業もありました。同じ大学の人とは先輩後輩関係なく仲良くなり、帰国後も大学構内で1人と出会うと自然と複数人が集まっています。オーストラリアの大学は基本午後1時15分には授業が終わり、その後はセルフスタディの時間になるので友人とビーチへ行ったり、ショッピングモールへお土産を買いに出かけたりなどして楽しみました。

   渡豪前にたてた3つの目標はほとんど達成することが出来ました。海外へ行くまでは都市伝説ぐらいに思っていた「知らない人同士でも挨拶をする」というのが本当かどうか確認するためにたてた自分から挨拶するという目標でしたが、朝の時間帯はみんな挨拶を返してくれました。また、オーストラリアと日本の違いではバスやお店の時間、コロナに対する行動などたくさんありました。カフェやショップなどのスタート時間と終わる時間は早く、バスは時間にルーズで次に通るバス停のアナウンスがなかったり、バス停にいるときに腕を振ったりなど合図をしないとバスが止まってくれなかったり、ウィズコロナなのでマスクをしなかったり、コロナにかかっていても友人と会ったりなど日本人が持つ固定概念のようなものからは全く考えられないものでした。その一方で、日本にいるときと同じ生活を送らないという部分では、普段私はインドア派で学校が終わったらすぐに家に帰るような人間でオーストラリアでもそれはあまり変わることはなかったけれど、その分家でたくさん英語に触れることが出来たのでよかったです。

   大学生活で英語を使用していても夏休みという英語を使わない長期休みの間に英語を使い続けられたのはとてもよかったです。この海外生活を通して得た経験でこれからの生活をもっと柔軟な頭を使って生活していきたいです。
   

ホームステイ先の子供のネットボールの試合の写真