【経営学研究科】「インターンシップ」科目を新規開設
昨年4月に締結したサラマンダー・ピクチャーズ(以下、サラマンダー社、代表取締役 櫻井大樹氏)との包括連携協定を受け、経営学研究科では本年度から正規の授業科目として「インターンシップ」科目を新規開設いたしました。
これに先立ち、昨年度、経営学研究科の学生(王浩彦さん)がサラマンダー社で体験したアニメーション制作のインターンシップについて、以下、紹介いたします。
サラマンダー社でのインターンシップ概要
インターンシップでは、参加者が興味を持つ分野を尊重し、それに応じた仕事を体験できる仕組みを採用しています。
動画編集:サラマンダー社コンテンツ MY JOB IS ANIMEでの動画編集。
イラスト制作:キャラクターデザインやコンセプトアート制作。
企画書作成:クライアントに提出するための資料制作。
アニメーション制作:弊社で企画しているショートアニメーションの絵コンテ制作や撮影。
脚本制作・企画会議:ストーリー構築や企画立案プロセスへの参加。
サラマンダー社からの評価・コメント
王さんはインターンシップを通じて、アニメーション制作の流れや現場の雰囲気を直に体験することができました。学業との両立の難しさや、言語の壁を感じる側面も見受けられましたが、制作の後半にはこちらの意図を理解し、最後まで作品を完成させてくださいました。その過程で「より魅力的なアニメーション表現とは何か」を考えながら制作に向き合い、クリエイターとして成長されたと思います。
実際に王さんが制作した映像作品やイラストは、完成度が高く、彼自身の表現力の向上を感じさせるものでした。また、王さんの存在は弊社のクリエイターにとっても刺激となり、インターンシップに参加した学生がMV制作や企画に挑戦していること自体が、現場スタッフのモチベーション向上にもつながりました。
王さん制作イラスト
王浩彦さんのコメント
ストーリーボード制作では、先輩方と一緒に考え、検討し、何度も修正を重ねる経験をしました。その結果「どう描くか」だけでなく「どうすれば画面が役に立つか」と考えるようになりました。キャラクターの人体プロポーションについても、多くの指導を受けました。「この部分の力のかかり方が違う」「骨格の回転が間違っている」と何度も指摘していただき、一枚一枚修正を重ねました。徐々に、運動法則に合った姿勢を描けるようになりました。アニメの人体は、単に見た目が良いだけではなく、構造と法則を理解していなければならないことがわかりました。この一年間、心の底から充実しています。この経験は、今後自身のオリジナル作品を描くために大いに活用できると思います。
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