大学院

【福祉医療マネジメント研究科】アゼリーグループ様で出張研修を実施しました!

2025.08.16

7月16日(水)15時~17時、本学との間で連携協定を締結したアゼリーグループ様にて「職場の課題解決のためのスキルを身につける~部下とのコミュニケーションを円滑にするために~」をテーマに、リーダー職員向け研修を行いました。この研修は「チーム・リーダーのためのマネジメント研修」シリーズの第1回目で、本学教員の鳥羽美香・田嶋英行・高橋明美・今﨑常秀が今年度を担当しています。当日は、幼稚園・保育園・高齢者施設など法人内の多様な部署から19名のリーダークラス職員の方々が参加され、A~Eの5チームに分かれて研修に臨みました。

🔳 研修の進め方

研修はコミュニケーションをテーマに、段階的に課題を整理しながら進めました。

Step1. 部下とのコミュニケーションの課題を洗い出す(付箋を用いたグループディスカッション)

Step2. 課題例を共有・整理する

Step3. コミュニケーションを円滑にするための提案を考える

Step4. 今後に活かせる具体的な取り組みをまとめる

🔳 浮き彫りになった課題

「伝えたいことが伝わらない」「世代間で常識にギャップを感じる」「相手を傷つけない注意の仕方に悩む」「相談に応じる時間が確保できない」など、部下のとのコミュニケーションについて現場ならではの切実な課題が浮き彫りになりました。
また法人理念を振り返る中で、リーダーに求められる役割として「先を見据える力」「ビジョン」「行動力・判断力」「企画力」「統率力」など、多くの意見が挙げられました。

🔳 今後に向けた提案

コミュニケーション円滑化の具体策としては、職場横断的な交流の場を設けることが提案されました。たとえば運動会やドッジボール大会など、横のつながりを強化するためのイベント(運動会・ドッジボール大会等)を通じて、「皆で力を合わせて楽しむ」機会を創り出し、お互いの信頼関係の構築を目指したい、という意見でまとまりました。

研修全体を通じて活発な議論が交わされ、終始和やかな雰囲気の中で進行しました。コロナ禍以降、対面でのフリーディスカッション形式は久しぶりという参加者も多く、有意義な時間となったのではないかと思います。

次回、第2回研修は8月27日(水)、田嶋英行先生が担当される予定です。

福祉医療マネジメント研究科
鳥羽美香