本学客員研究員の櫻井大樹氏による「アニメをたずねて半世紀 / Half a Century in the World of Anime」の講演に20名が参加
2025.04.30
4月25日、株式会社サラマンダー社代表取締役の櫻井大樹氏が「アニメをたずねて半世紀 / Half a Century in the World of Anime」をタイトルに、90分の講演を本郷キャンパスで行いました。
今回の講演は、シンガポールにある3Dセンスメディアスクールの専門学校生が参加しているIARP(イマーシブアーティストレジデンシープログラム)JAPANの一環として、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『ポケモンコンシェルジュ』など数々の話題作を手掛ける櫻井大樹氏へ講演打診があり、櫻井氏が本学客員研究員であることから本学での特別講演実施に至りました。
当日はシンガポールからの専門学校生と本学生あわせて約20名が参加し、櫻井氏がアニメ業界に入ったいきさつから、これまでの手掛けてきたアニメ制作の秘話や苦労話、また、現在サラマンダー社で行っているクリエイターが安心できる環境整備(少ないクリエイターでもアニメ制作が出来る環境)など多岐にわたって語られ、聴講者は熱心に耳を傾けていました。
講演後は、聴講生から多数の質問があり、日本のアニメ業界への関心の高さがうかがえました。
本学大学院経営学研究科は、今後も連携協定を締結しているサラマンダー社と協力しながら、日本のアニメやコンテンツ業界に憧れる学生に学びの場を提供し、次世代のコンテンツ業界を牽引できる人材育成を支援していきます。
株式会社サラマンダー(Salamander Pictures) について
2023年6月に設立され、櫻井大樹氏が代表取締役に就任した同社は、現在のアニメ制作現場の強みを活かしつつ、持続可能な成長を目指しています。新しい技術を活用したアニメ制作に挑戦し、反復作業や労力のかかる部分を効率的に補完することで、クリエイターがより創造的な作業に集中できる環境を提供しています。
株式会社サラマンダー(Salamander Pictures) 代表取締役社長 櫻井大樹氏(櫻井圭記)プロフィール
その後、『精霊の守り人』、『レッドライン』、『おじゃる丸』などの有名作品で脚本家としてのキャリアを積む。『ジョバンニの島』という作品をきっかけにプロデューサーの仕事を開始。2017年にNetflixに入社し、アニメクリエイティブチームのディレクターとして活躍。
『バイオハザード : インフィニット ダークネス』、『極主夫道』、そして『グリム組曲』などのアニメをプロデュース。退社後、2023年6月に株式会社サラマンダー(Salamander Pictures)を設立し、新たなアニメの企画開発に取り組んでいる。