大学院

ゼミ紹介

文京学院大学大学院 外国語学研究科 赤松 淳子 准教授

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英米理解分野

特別研究(ゼミナール)紹介

教員紹介

 イギリスのジェンダー史を専門としています。テーマは18世紀イングランドの「結婚の破綻」です。離婚が困難であった時代に、人々がどのように結婚の破綻に対処しようとしたのか、夫婦関係の破綻のプロセスやジェンダーについてイギリスを事例に研究しています。
 この数年間、他大学の研究者とともにイギリス史における「感情」の研究に取り組んできました。感情は「喜怒哀楽」、というように文化を超えて普遍・不変のように捉えられがちです。しかしながら感情は個人的なものでありながら、文化的なものでもあり、それには歴史もあります。
2017年に出した「痛みと感情」に関する論集(伊東剛史・後藤はるみ編『痛みと感情のイギリス史』東京外国語大学出版会)では、夫婦間の虐待訴訟における感情について論じました。論集出版をきっかけに、日本でも感情史の研究が高まりを見せ始めています。

 

 ゼミナールの研究&活動内容

 ゼミナールでは、イギリスのジェンダー史を中心にテーマを募ります(他の英語圏のジェンダー史に興味のある方もご相談ください)。女性がどのように社会にかかわり、道を切り開いていったか、文化を創り出していったか、女性と男性の間にはどのような力関係があったのか、という観点のみならず、男らしさの変遷、男性の性のアイデンティティ等、「男性史」の研究も可能です。家族、労働、教育、政治など、性はあらゆる日常生活にかかわっています。関心のあるテーマがありましたらご相談ください。
 歴史の研究ではテーマが決まった後、史料を分析していきます。実際にイギリスにまで足を運び、史料を探して読んでいく場合は、「フィールドワーク」の科目をとることをお勧めします。イギリスにはたくさんの文書館があります。豊かな文化と歴史が詰まった場所で、過去から現在へとつながるの出来事を調べていく楽しさを一緒に経験していきましょう。

 指導学生

ただいま募集しております。興味のある方はお知らせください。

受験生にひと言

大学院はアットホームでありながら、自分の道を開拓していきたい人にとって刺激的な場所です。
様々な分野の学生さんや教員たちとの交流もあります。自身の可能性を追求していくために、ぜひご検討ください。