第一弾「新・文明の旅」現地リポート

第一弾「新・文明の旅」現地リポート

学生報告③

2012年3月2日(新・文明の旅プログラム3日目)

 

今日は「カッパドキアの研修」という1日でした。「美しい馬」という意味を持つカッパドキアは、大地に広がる幻想的な風景で、めったに見ることのできない真っ白の雪に覆われている奇岩の姿を私たちは目にすることができました。また、カイマルクと呼ばれる地下7階もある地下都市も見学しました。昔の人々が争い事から生き残るために知恵を詰めこみ、約3千人の人たちが生活をすることができたそうです。文明の原点であり、現在も大切にされている世界遺産のカッパドキアを視察することができ、とても貴重な経験でした。目でみて感じるだけではなく、その場の空気や雰囲気、そして何千年前に出来上がった環境を、人々はどのような思いでつくったのか、想像しているだけでもおもしろい、そんな貴重な経験をすることができました。

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約片道5時間を行き帰りのバスの中では、アンカラ大学の学生たちとお互いに、各国の文化や、日々どのように過ごしているのか、学生の日常生活等の話をしたりしました。帰り道は、歌ったり、踊ったりと、とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。

このような、友好的な雰囲気で、私たちはお互いにいろいろなことを発信し、トルコやトルコ人、そして1人の人間としての考え方、価値観等を知り、お互いを理解を深めることができました。DSCN0181.JPG

最後に、アンカラ大学の学生と出会って3日目が過ぎました。アンカラ大学の学生方は本当に私たち1人ひとりに対して、優しく、温かい心で接してくれました。彼ら、彼女らと心を通わせることができたのも、このように私たちを受け入れてくれたのも、このたびが教えてくれたことです。私たちは、お互いに、たくさん一緒に笑うことで心の距離が更に縮まったのではないかと感じました。

 

今の私たちにできることは、日本について興味や関心を持っている人たちに、日本に対して正確な情報を伝えることだと思います。そのためには、正確な情報をいかに確実に伝えられるかだと感じました。普段使っている私たちの日本語を、どのように正確に、わかりやすく、簡単に話すかということが、いかに大切かわかりました。また、相手のペースに合わせて話すことができるか、ジェスチャー等を交え全身で伝えられるかも、重要であると思います。この経験で、相手にものごとを伝えるという難しさを学ぶことができました。そして、人間の歴史、人の温かみを深く学ぶことができた1日でした。

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記録時間:3月4日 AM1:31     報告者:中鉢 真実(人間学部人間福祉学科)