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2023年 学院長・理事長 島田昌和 新春のご挨拶

大学2023.01.01

100周年プレ・イヤーへの挑戦

新年挨拶写真.jpgのサムネイル画像 新年、明けましておめでとうございます。2022年の後半は、コロナ禍に備えつつも、対面による教育活動が随分と戻ってきた実感を得ることが出来ました。夏の五街道ウォーク、秋の大学祭、留学生の来日と彼らと共に実施した藤沢市でのブルーハンズプロジェクト、釜石市での産官学連携プロジェクトへの協力出展をはじめとして数え切れないくらいの活発なプログラムが繰り広げられました。中学・高校でも同じように文女祭で多くの入場者をお迎えし、マレーシアでの教育プログラムへの参加も行われました。実際に現場に行き、体を動かして多くの方とふれあって、偶然や突発的なことに対処して、人は成長することを改めて実感させられました。まだまだ油断は出来ませんが、スポーツ、文化、学術、様々な面で実際に人と交流することでしか体験できない新たな気づきを膨らませていきたいものです。

 2023年は創立99年目となる、100周年のプレ・イヤーとなります。100周年を見据えて動き出すこと、複数年に渡るものなど、2024年を挟んだ様々な動きが目に見えてくることでしょう。100周年はゴールではなく折り返し点、というフレーズが当たり前のように学内で聞かれ、折り返した先を見据えたターンをもくろんでいます。同時に少子化の進行による教育を取り巻く環境の厳しさは増す一方です。創立者の島田依史子先生は、戦前戦後を通じて、その時代には理解を得ることがまだまだ難しいような、女子実業教育としての商業教育、専門学校としての臨床検査、短期大学での英語教育への果敢に挑んでいきました。戦前には良妻賢母のための裁縫、高度成長期といえども家政科か国文中心だった短大教育の時代にそれらと異なる道を選択していきました。公衆衛生が未発達な中で女子の新たな資格としての検査技師への参入も未到の領域でした。我々はこの先の時代にきっと必要となるのであろう新たな人の教育領域を見いだしていかねばなりません。今はまだ早いではなく、必ず当たり前になることを信じる必要があります。それを見いだす学院創立100周年となるべく2023年を全力で突き進んで参ります。

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