国際交流センター

留学体験談

【ニュージーランド】オタゴ大学ランゲージセンター 短期留学レポート②

学先     : University of Otago language center
学部・学科  :外国語学部英語コミュニケーション学科 国際ビジネスコミュニケーション専攻  
留学期間   :2020年2月18日~3月22日           

氏名・学年  :N・Iさん(留学時:1年生)               


 
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 私は人生で初めて海外を訪れた。初めは、海外は怖い、英語がペラペラに喋れないと会話が成立しない、そんなネガティブなことばかり考えていた。私は今回、留学を通して自分自身の英語力を成長させたいと思い参加した。私は約一ヶ月の留学で得ることのできたいくつかの点について述べる。

1.間違いを恐れない心
 一つ目に、間違いを恐れず伝えようとすることの大切さだ。ニュージーランドに着いて一週間、私は少しでもホストファミリーと話そうとリビングにいるようにしていた。しかし、もしうまく英語を伝えられなかったらどうしようという不安からあまり話すことができなかった。それでも、ホストファミリーは私の拙い英語を聞き取ろうとしてくれ、そしてもし間違えても似た単語で聞き取ってくれた。私はホストファミリーの優しさに助けられた。それ以降、私は自らその日にあったことなど些細なことでもいいから伝えようとした。間違えるのが怖いから伝えようとしないのではなく、間違えてもいいから自分の言葉で伝えようとすることの大切さを学んだ。留学後半では、バス停で挨拶をしてきてくれたおばあさんに自らニュージーランドのことを質問したりして、自分自身に自信をつけることができた。日本にいた頃の私は、文法を考えることだけに必死になっていた。しかし、今は違う。日本に帰ってきた今、自ら外国人観光客に声をかけ人助けをしたいという気持ちがより一層高まった。私がこうして成長することができたのは、ホストファミリーはもちろん、周りの人の優しさのおかげだ。

2.リスニングの力
 二つ目に、言葉を聞き取ろうとする意識の大切だ。街の人は流暢な英語で話すため、はじめは聞き取るのが極めて困難だった。また、ニュージーランドはアメリカンイングリッシュではなく、ブリティッシュイングリッシュが主流なため、訛りがあり聞き取るのがさらに困難だった。そのため、相手が質問しているのに聞き取れず答えることができないことが多々あった。まず私は、ホストファミリーが会話しているのを聞き取ろうとした。しかし、私は単語ごとの意味を理解しようと必死だった。そこで私はシャドーイング方法で会話を聞き取ろうとした。シャドーイングとは、音声を聞いた後に即座に復唱する方法である。私はシャドーイングを使いはじめてから少しずつ会話を聞き取ることができるようになった。聞き取り方を変えることにより会話がスムーズにいくようになった。文章全部を理解できなくても、伝えたいことを聞き取ることができるようになり、知らない人と会話することも楽しく感じることができた。ホストファミリーとの会話も弾むようになり、授業では理解度が高まった。私はリスニングを最も苦手としていたが、留学前とは比べ物にならないほど自分自身に自信をつけることができた。

3.助け合いの精神
 三つ目に、助け合うことの大切さだ。海外の人は怖いというイメージがあった私は、初めは自分から知らない人に声をかけることは難しいことだった。しかし、それはただ自分で壁をつくっているだけだった。ニュージーランドの人は、知らない人同士でもすれ違ったら挨拶をしてくれたり、バス停で私がどのバスに乗っていいかわからないとき「どこまで行きたいの?」と優しく声をかけ、バスを教えてくれた。私は、一ヶ月間たくさんの人に助けられた。困っている人がいたら助け合う精神は日本と変わらず存在していた。何事も失敗を恐れて何も挑戦しないのではなく、何事も挑戦して失敗してこそ自分自身の成長に繋がるということを改めて感じることができた。

4.留学を振り返って
 私は留学を通して自分自身の英語力を高めることができ、そして何事にも挑戦する大切さを学ぶことが出来た。まもなく東京オリンピックが開催される。きっと多くの外国人観光客が日本を訪れるだろう。そこで私は今回の留学経験を活かして、自ら外国人観光客に声をかけていきたい。

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