人間学部

海外フィールドワーク2015

海外短期フィールドワーク2015年(2014年度)リアルタイム報告03

2015.02.25

【海外短期フィールドワーク2015年(2014年度)リアルタイム報告03】

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カナダブリティッシュコロンビア州立トンプソンリバーズ大学で

今年(2015年2月〜3月)も海外短期フィールドワークが行われています!

臨場感をもってお伝えするために画像サイズがやや大きめです。読み込みに多少時間がかかります。ご了承ください。

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2015年2月25日

どんどん時間は過ぎていきます。キャサリンの午前のESLでは、まずウォームアップ。カードのコインの総額を計算して英語で答えます。一気に目が覚めますね。


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「まってまって。えーっと。75セント!」

 


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今日も、朝は寒かったのですが、陽が差してきてどんどん暖かくなります。


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さて、今日のキャサリンの授業は、politicaly correct langurageの話。この表現での修正点は見つかりますか。そうです。Indianですね。カナダではFirst Nationsといいいます。


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なんで先住民族がIndiansと呼ばれていたかについて、分かってはいるものの、地図を用いて改めて説明してもらうことで納得できることもあります。


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politicaly correct langurageをそれぞれ当てはめていきます。


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授業の休憩時間には、本日誕生日を迎える学生のお祝いです。本人も突然のお祝いにびっくり。


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おいしかったですか?


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本日も元気です、ということで、それぞれ3人ずつのショット。


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自然な表情で、といわれても。。


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甘ーい。全部食べられない。。


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つかの間の休憩です。


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外が明るいので、こちらは逆光になってしまいますね。ごめんなさい。


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水とケーキでいただきます。


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さて、午後の授業は、今日からはじめて心理コースと福祉コースに分かれます。心理はマイクの「ビデオゲームは攻撃性を高めるか?」です。様々な研究を客観的に評価し、かつ自身の研究を加えて解説していきます。実験心理学者らしい授業が展開されていきます。事前にgoogle翻訳機能を用いて日本語をつけてきてくれていますが、たまに変な訳になっているのがおもしろいですね。


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55の研究のうち、統制群がもうけられていたのは20、さらにその中で有意な攻撃性の増大が見いだされたのはその半分程度だった、という冷静な評価にみなさん、うーん。そうなんだ。近年では、ゲームの効果については、運動知覚学習に対するポジティブな影響を示唆するものも多く、必ずしも、それが悪影響であるという一元的な見解は少なくなっているものの、悪影響がある、という内容が政治的に利用されている背景などもあります。なぜそうした政治利用が起こるのかも含めて、できるだけ、かみしめるように、わかりやすく説明してくれましたね。


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一方、福祉コースは、ジェネットとトッドの、視覚障がい者の生活についての授業でした。26歳のときに視覚を失ったトッド自身が、ジェネットのサポートのもと、リアリティーをもって自らの生活についての話を皆さんに伝えていきます。とても印象的な話でしたね。「こうした境遇に置かれた人は、いろいろな反応を示す人がいるだろう。ある人は人生の希望を失い、一方では楽観的に、力強く生きている人もいるかもしれない。ソーシャルワーカーとしては、特にこうした希望を失った人にどのように寄り添えるかが、大きなテーマになると思うよ。」とても熱意を持って、しっかりとした口調で、ときに盲導犬とのやりとりを実演しながら、授業が進められました。


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トッドの生き様そのものに、学ばせていただくことが多かった、すばらしい授業でしたね。