第一弾「新・文明の旅」現地リポート

第一弾「新・文明の旅」現地リポート

最終学生報告

3月15 / 16日(新・文明の旅プログラム最終日)

 

私たち派遣メンバーは、名残を惜しみながらもイスタンブールを発ち、成田へ向かっています。あっという間だったこの17日間の旅を、機上で振り返ってみたいと思います。

 

2月29日の結団式で、私は教職員の皆さんに「必ず成長した姿で帰って来ます」と決意表明をしました。トルコ・ブルガリア・ルーマニアの3カ国を訪問し、多くの人々と出逢い、それぞれの文化に触れ、様々な経験をすることで、17人の派遣メンバ-全員が大いに成長できたと感じています。集合①.png

まず、メンバー全員に共通して言えることは“コミュニケ―ション能力がアップしたこと”ではないでしょうか。メンバー間はもちろんのこと、他国の学生とのコミュニケーションも日を増すごとに積極的にできていたように思います。お互いに第二言語もしくは第三言語をツールとして会話をするため、簡単にはいかないことも多々ありましたが、伝わったときの嬉しさもたくさん経験することができました。外国語学部の私としては、「もっと英語が話せたらなぁ」という思いもありました。しかし、この気持ちを味わったことで、帰国後の英語学習へのモチベーションへと繋がりました。

 

プログラム第1回目の今回は、トルコではアンカラ大学・ブルガリアではソフィア大学とヴェリコタルノヴォ大学・ルーマニアではクーザ大学といった名門大学の学生たちと交流ができ、現地の学生たちの学習への意欲や日本へ興味を持って下さっていることを知り、「負けられない」と刺激されました。このような貴重な機会を設けてくださった先生方に感謝します。そして、これからも出逢った学生たちとの繋がりを持ち続けたいと思います。集合②.png

 

トルコ・ブルガリア・ルーマニアへ行ってみて初めて知ったことが数多くあります。雪景色のカッパドキアやイスタンブールのブルーモスクなど、建造物の美しさはテレビや本で見ていた物以上でした。それだけではなく、各国で出逢ったガイドの方々やホームステイ先の家族など、出逢ったすべての人々の優しさは、現地へ行かなければわからなかったことです。そして、各国でカルチャーショックを受けるうちに、改めて日本の素晴らしさに気づかされました。食べ物がおいしいこと、トイレに紙があること、バスタブがあることなど、当たり前だったことが世界では当たり前でないことを知ることができました。集合③.png

 

さらに、この旅で4つの異なる学部に所属するメンバーそれぞれの特色を、この旅で生かせたように思います。英語を他の学部生へ伝えたり、英語で話す際のサポートをする外国語学部生。Skypeを接続する際などに活躍する経営学部生。ジェスチャーや持ち前のユーモアで溶け込む人間学部生。そして、体調を崩したメンバーを気遣う保健医療学部生。被災地ボランティアとして岩手で活動し、Skype中継で他国へ日本の現状を発信してくださったメンバーや、新・文明の旅に関わって下さった教職員の皆さんの支えがあったからこそ、この旅が成功に終わったのです。関係者の皆さま、本当にありがとうございました。集合④.png

 

帰国後、17日間で得たことを他のメンバーや二期生となる後輩、文京学院の学生・外部へと発信していきたいと思います。

新・文明の旅はまだまだ続きます!!

 

報告者:第1回「新・文明の旅」プログラム 3ヵ国派遣団 団長 石川 未来(外国語学部英語コミュニケーション学科)