令和6年度 認知症サポーターフォローアップ講座 ~ひとり歩き高齢者声かけ訓練~が開催されました
2024.11.22
本学と包括協定を結んでいるふじみ野市が主催した認知症サポーターフォローアップ講座が、
令和6年11月9日(土)13時より、本学ふじみ野キャンパスで実施されました。
この講座は、認知症サポータ養成講座で学んだ人に対し認知症高齢者に対する基礎知識を実践的に活用してもらうという主旨で、ロールプレイング方式の模擬訓練を行うものです。
当日は一般参加者の方10名、ボランティアの方24名、本学人間福祉学科学生5名の参加がありました。
グループに分かれて、キャンパスの中でひとり歩きをして困っている高齢者(ボランティアの人が演じています)に声をかけ、お手伝いをするというプログラムです。
自動販売機の前で使い方がわからなくて困っている高齢者に声をかけ、使い方をお教えするとホットした表情になりうれしかったという声もありました。
また一方では地域で困っている様子の高齢者に対し、「ひと声」かけるのは、勇気がとてもいる、という声もありました。
現代は社会的孤立状態で生活している高齢者も多く、また認知症の高齢者も増加しています。
高齢者が街角で困っている場面に遭遇しても、ひと声かけるのは、とても勇気がいることですが、ちょっとした気遣いで助かる場面も多くあります。
今回は地域の中での「優しい見守り」を考える良いきっかけになった貴重な講座でした。
人間学部人間福祉学科 鳥羽美香