文京学院大学 人間学部履修要項2021
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文京学院大学 人間学部5.スペシフィック・ソーシャルワーク特別専門講座(2018・2019・2020・2021年度入学者) 卒業後、社会福祉の領域で即戦力となるための人材を養成する少人数制による4つの履修プランを開設しました。人間福祉学科で独自に設置したスペシフィック・ソーシャルワーカー養成の専門科目、従来から設置している関連科目、幅広い専門知識を身につけるために、保健医療技術学部など他学部他学科の科目の履修を勧めます。(1)4つのプラン①メディカルソーシャルワーカー 病気や障がいのため、生活に困難が生じた患者さんに寄り添い、問題解決に取り組む専門職がメディカルソーシャルワーカーです。職場は病院で、チーム医療の要として機能しています。在学中に医療機関を見学、2日間のインターン実習を経て、卒業生のメディカルソーシャルワーカーのアドバイスなどを受け、社会福祉士・精神保健福祉士のダブルの資格を取得し、医療機関で真に役立つ専門職として働けるように指導します。②コミュニティソーシャルワーカー コミュニティソーシャルワーカーは、地域で生活のしづらさを抱え制度の狭間で社会的に孤立している人を地域で支えていくために、ニーズキャッチを行うとともに相談機関・団体、地域住民やボランティアなど、様々な社会資源をつなぎ、開発するなどネットワークを構築し問題解決をしていく地域福祉の専門職です。社会福祉協議会などで働いています。③ファミリーソーシャルワーカー ファミリーソーシャルワーカー(家庭支援専門相談員)は、虐待等の家庭環境上の理由で乳児院や児童養護施設・障害児施設等に入所している児童の保護者に対して、児童が早期に家庭復帰できるよう児童相談所や児童家庭支援センター、家庭児童相談室等と密接に連携を取りながら支援を行うソーシャルワーカーです。④高齢者ソーシャルワーカー 保健・医療・福祉サービスはかつてそれぞれバラバラに提供されていました。しかし、「地域包括ケア」の目指すところは、ケアを必要とする人が必要に応じて諸サービスを途切れなく包括的に利用できるようにすることです。そして、高齢者ソーシャルワーカーとは、ケアを必要とする高齢者を地域で支える担い手の一人として、地域包括支援センターをはじめ、地域社会で活躍する福祉専門職です。134

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